サイバーエージェントが、アニメ制作スタジオ・Studio Kurm(スタジオクーム)を本日10月1日に設立した。代表取締役社長は数々のアニメをプロデュースしてきた岡田麻衣子氏。また「モブサイコ100」のキャラクターデザインや、「ダンダダン」の宇宙人・妖怪デザインを手がけるアニメーター・亀田祥倫が、クリエイター代表として2026年1月よりチームに参加する。
2024年2月にアニメ&IP事業本部を設立したサイバーエージェント。IPの開発およびアニメの企画プロデュースを主軸に、広告、宣伝機能、グッズ制作、マーチャンダイジング機能などを集約し、グローバル市場を見据えた総合的な事業を展開してきた。しかしながら、昨今のアニメ市場拡大に伴う作品の多様化と企画数の増加により、制作現場の環境は一層複雑化。そこで、才能ある若手クリエイターにこれまで以上に活躍できる場を提供し、1人ひとりに適切な還元を行い、新しいアニメーション表現を追求するべく、サイバーエージェントはStudio Kurmを立ち上げた。
Studio Kurmの設立に際し、代表取締役社長の岡田氏からはコメントが到着。「『Studio Kurm』は、単にアニメを作る会社ではなく、最高のチームで、持続可能な創作の仕組みを築き、日本のアニメーション文化を次のステージへと引き上げる挑戦を始めます」と述べた。
代表取締役社長・岡田麻衣子氏コメント
この度、株式会社Studio Kurmを設立いたしました。「映像は未来に何か大切なものを残す力がある」と思っています。それは、生きた証そのものを未来へと届ける力です。中でも日本のアニメーションは、国境を越えて多くの人々に愛されています。これは、素晴らしい先輩たちがひたすらに面白い作品を作り続けてくれたからです。この偉大な文化を未来へ繋いでいきたい。その一心で、私はこの業界を走り続けてまいりました。
しかし今、アニメーション業界は大きな変革の時を迎えています。市場が拡大する一方で、制作環境は年々厳しさを増し、「このままではアニメが作れなくなってしまう」という危機感も抱くようになりました。そして、失いたくないもの、守りたいものが湧き上がってまいりました。そんな中、サイバーエージェントのアニメ&IP事業本部という、新たな可能性に満ちた素晴らしいパートナーと出会いました。多様な分野のプロフェッショナルが集うサイバーエージェントと共に、独力では拓けない未来への道を切り拓けると信じています。
そして、もう一つの使命は、「クリエイターの価値を最大化」することです。この実現のため、比類なきこだわりと情熱を持つアニメーター・亀田祥倫氏をクリエイター代表として2026年1月にチームに迎えます。彼を筆頭に、志を共にする最高のチームを創り、世界に通じる作品を創造してまいります。
アニメーションは、個の才能が集結して初めて生まれる総合芸術であり、同時に、ファンの皆様に作品を届けることで成り立つ文化産業です。私たちは、その芸術的価値と産業的価値の両方を正しく社会に伝え、クリエイターが誇りを持って創作に打ち込める環境を構築します。
「Studio Kurm」は、単にアニメを作る会社ではなく、最高のチームで、持続可能な創作の仕組みを築き、日本のアニメーション文化を次のステージへと引き上げる挑戦を始めます。応援の程、よろしくお願いいたします。
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亀田祥倫がクリエイター代表、サイバーエージェントが新アニメ制作スタジオ設立(コメントあり) https://t.co/Hbz5cTkLTA