メディアミックス音楽プロジェクト「ウタヒメドリーム」のライブイベント「『ウタヒメドリーム』2周年記念4thライブ ~奇跡なんかいらない~」が、本日9月21日に東京・品川インターシティホールで開催された。本記事では昼公演の模様をレポートする。
2周年を迎えた「ウタヒメドリーム」とは
アース・スター エンターテイメントが展開する「ウタヒメドリーム」は、昭和・平成・令和の“神曲”を個性豊かな“ウタヒメ”たちが歌い継ぐプロジェクト。2023年6月に本格始動し、ウタヒメたちが“ウタヒメクイーン”の座をかけて競い合う物語を、楽曲配信やキャストによるライブ、オーディオドラマなどを通じて展開してきた。
ライブには夢咲いぶき役の
大大大ボリューム!開演直前の意気込み
昼公演の開演前には囲み取材が行われ、8人からライブへの意気込みが語られた。磯部は「4回もこうして大きいライブができていることが、応援してくださっている皆さんと、作品を盛り上げようとみんなでがんばってきている証かなと思います」と感謝を述べ、鈴木は「『この曲を歌うよ』ってずっと言いたくて我慢していました。あの曲も、この曲も早く皆さんに届けたいなという気持ちでいっぱいです」と待ちきれない様子。山﨑は「オールスターズみんなが揃う機会があまりないので、みんなで一緒に歌えることが本当に楽しみです」と笑顔で答える。
其原が「今回昼の部と夜の部でセットリストが大きく違うという新しい挑戦をしていて、新しい一面も見せられるライブになっています」とアピールすると、倉知も「大大大ボリューム。ウタヒメのメンバーとしてはもちろん、いち観客としても、楽しみにしている楽曲がたくさんあります」と内容の充実ぶりを強調。花耶も「過去最高のウタヒメのライブができるんじゃないかなって私たちも思っています」と自信を見せた。
鷲見は「2周年で4回もライブができるのは、たくさんの方に支えられているからだと実感しております。今回は新しい発表もあったり、新しいキャラクター同士の一面が見れたりと、いつもと違ったステージを見せられると思いますので、がんばっていきたいと思います」とお手本のようにしっかりしたコメント。続く竹内は「もういいじゃん、これで(笑)」と鷲見のコメント力を褒めつつ、「私は前回のライブがデビュー戦で今回2回目。前回は衣装が仮だったんですけど、今回なんと新しい衣装ができまして。新入り感がちょっと抜けたなって思っています(笑)。みんなもいろんな衣装を着ていて、とっても華やかなライブになってると思うので、そこも楽しみにしていてください」と語った。
1曲目から“ゲキテイ”カバーで大盛り上がり
キャラクター同士の掛け合いによる開演前のナレーションでもファンを楽しませつつ、いよいよライブがスタート。1曲目では全員で「響! 帝国華撃団(改)」のカバーを初披露し、8人の迫力ある歌声と力強い楽曲とのマリアージュで観客を沸かせる。前半は「光るなら」「青春フォトグラフ」などの平成の名曲から「夜空の星」「JUST BEGUN」と昭和の楽曲まで幅広い選曲で楽しませる。アニメソングからは、いぶき役の山﨑の伸びやかな歌声が相性抜群の「ブルーバード」、ポールダンスやバレエが特技のひかりらしい優雅な振り付けが、ロックナンバーに新たな魅力を吹き込む「花になって」などを披露。また楽曲に合わせたこまめな衣装チェンジや、ミラーボールなどの演出でも楽曲の世界観を表現した。
ライブの中では10月に放送が始まるTVアニメ「
時間も空間も飛び越えるウタヒメたち
ライブ後半でも続々と昭和・平成の“神曲”たちが披露されていった。着席で楽しむミディアムバラードのコーナーでは、「それから」でひまわり役の倉知が歌声はもちろん豊かな表情でも曲のストーリーを魅せていく。「遥か」では清美役の其原が2階のバルコニー席から客席を見渡し語りかけるように歌を届け、ステージに立つ鷲見と2人の歌声が重なると、生バンドならではのダイナミックなサウンドで、感動をホールの奥まで広げていった。おなじみのダンスやミステリアスな雰囲気の見事な再現に、昭和の音楽番組に入り込んだような感覚をおぼえるHIREN・ひかりの「淋しい熱帯魚」から、一瞬にして会場を夏フェスの空気感に変えるSAKURAKOの「怪獣の花唄」まで、個性あふれるウタヒメの歌は時間や空間を飛び越えていくかのよう。舞華役の鈴木は「唱」を魅惑的な笑顔を振りまきながら自由自在に歌いこなし、クイーンの貫禄を見せつけた。
ライブもクライマックスに差し掛かり、竹内は「すごくいいチームワークでライブできたなって。とっても楽しかったです!」と昼公演を振り返る。倉知は「私、こういうの本当に苦手で(笑)。思いは歌とパフォーマンスに込めたので、伝わっていたらうれしいです」と満開の笑顔を見せ、鷲見は「終わりたくない……みんな、好きです!」とファンに向かって愛を伝えた。花耶は「応援してくれるみんなのことがすごくよく見えて、幸せだなって思いながら歌っていました」と微笑み、其原も「やっぱりお客さんがこうやって入った会場で歌うのって、こんなに気持ちがいいんだな、と思いました」と客席を見渡す。
磯部は「めっちゃ楽しかったー! みんなのカッコよさを改めて感じて、惚れ直しちゃう」とメンバーへの思いを語り、鈴木は「『唱』を新衣“装”で歌いました! ライブで見てほしくて、写真もあげずに我慢してたんです」と歌唱中とはまた違ったお茶目な一面を見せた。最後に山﨑が「この皆さんで集まれたことが、私は本当に一番嬉しくて。またライブができたらいいな、そしてお客様の皆さんにも、またすぐお会いできる機会があればいいなと思っております」と挨拶。そして本編最後の「ノーギフテッド」では、客席に降りてともに歌い、シンガロングで会場を一体感に包んだ。
さらにやまないアンコールの声に応え、桜木舞華 with ウタヒメドリーム オールスターズで「FIRE BIRD」をお見舞い。激しいサウンドに観客もコールで応戦する中、続いてはひかり役の礒部が可憐なバニーの衣装で「Bunny Girl」を披露しファンの視線を釘付けにする。さらに舞華のオリジナル曲「AMBITION」が畳みかけられ、会場のボルテージも最高潮に。歌い終えると自身のキャラのハッピを着た8人がステージに揃い、ステージはお祭りのようなにぎやかなムードに包まれる。多彩な個性と才能を存分に見せつける一方で、終始アットホームで温かい雰囲気の中行われたこの日のライブ。最後はまさにそんな彼女たちの温かい面が表れたキュートな楽曲「ウタヒメドリーム」で笑顔を振りまき、昼公演の幕を下ろした。
新キャスト6人のオーディション開催「初挑戦の方もぜひ」
ライブの中では2026年に3周年記念の5thライブを開催すること、そして新キャストのオーディションが開催されることも明らかに。オーディションでは6人のキャラクターのキャストをプロアマ問わず募集し、さらにその様子を追う冠番組「ウタヒメドリーム AUDITION ~未来のウタヒメはあなた~ Powered by ANIMAX」が、10月よりアニマックスで放送される。
ライブ前の取材ではこのオーディションについて、「どんな人に仲間になってほしいか」という質問も。「ちょうど昨日みんなで話してたんだよね」とキャスト陣は顔を見合わせ、磯部は「ウタヒメドリームを一緒にがんばってくださる方だったら、どんな方でも仲良くなれそうかなって。玲鳳ちゃんや夢ちゃんも後から加わったとは思えないくらい馴染んで、本当にみんな仲良く楽しくやっているので、安心して歌いに来てください」とメッセージを送ると、すぐさま倉知と竹内が感動で涙を流すふりをしてみせ、その仲良しぶりが感じられた。山﨑は「もちろん歌を愛している方も素敵ですが、私も『ウタヒメドリーム』で声優というジャンルに初挑戦したので、そういう“初挑戦だけどがんばってみたい”という方、歌とかダンスとかやったことないよっていう方でも、ぜひ来ていただきたいなって思います」とエールを送った。
「『ウタヒメドリーム』2周年記念4thライブ ~奇跡なんかいらない~」昼公演セットリスト
- 響! 帝国華撃団(改) / ウタヒメドリーム オールスターズ
- 光るなら / 夢咲いぶき・萩原ひまわり
- 青春フォトグラフ / 桜が丘学園昭和ポップス同好会(真白清美・高木凛)
- 夜空の星 / 真白清美
- JUST BEGUN / ライオンガールズ(夢咲いぶき・萩原ひまわり)
- Reincarnation / 花耶
- ブルーバード / 夢咲いぶき
- 花になって - Be a flower / 水月ひかり
- Haze / 桜木舞華
- 奇跡なんかいらない / ウタヒメドリーム オールスターズ
- 青空 / SAKURAKO
- HAPPY DANCE / HIREN
- それから / 萩原ひまわり
- 遥か / 桜が丘学園昭和ポップス同好会(真白清美・高木凛)
- 淋しい熱帯魚 / HIREN・水月ひかり
- Don't let me down / 萩原ひまわり・SAKURAKO
- PASSION / 高木凛
- 風になれ / 高木凛
- 怪獣の花唄 / SAKURAKO
- 唱 / 桜木舞華
- ノーギフテッド / ウタヒメドリーム オールスターズ
- FIRE BIRD / 桜木舞華 with ウタヒメドリーム オールスターズ
- Bunny Girl / 水月ひかり
- AMBITION / 桜木舞華
- ウタヒメドリーム / ウタヒメドリーム オールスターズ
🍃りょうちゃん @Ryouta_93_1203
@comic_natalie @takeuchiyume 素敵ですね😊
お疲れ様でした♪