「ChaO」鈴鹿央士らの合図でイルカがジャンプ!作品の魅力はステファン&チャオの関係

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STUDIO4℃が手がけるアニメ映画「ChaO(チャオ)」のジャパンプレミアが本日7月1日に東京・品川で開催され、ステファン役の鈴鹿央士、チャオ役の山田杏奈、ジュノー役の太田駿静OCTPATH)、青木康浩監督が登場した。

舞台挨拶の様子。左から青木康浩監督、山田杏奈、鈴鹿央士、太田駿静

舞台挨拶の様子。左から青木康浩監督、山田杏奈、鈴鹿央士、太田駿静

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主題歌に乗ってイルカたちが大ジャンプ!ドルフィンパフォーマンスを披露

ドルフィンパフォーマンスの様子。左から太田駿静、鈴鹿央士、山田杏奈

ドルフィンパフォーマンスの様子。左から太田駿静、鈴鹿央士、山田杏奈[拡大]

舞台挨拶の前には、マクセルアクアパーク品川で「スペシャルコラボドルフィンパフォーマンス」を実施。潮の香り漂うプール上のステージに鈴鹿、山田、太田が登壇が登壇すると、観客は大きな拍手で3人を迎える。山田は周囲で泳ぐイルカたちを見て、子供の頃水族館でイルカを触ったことを思い出し、その感触を「ナスみたい」と表現。それを聞いていたイルカのトレーナーたちは同意するように頷いていた。

ドルフィンパフォーマンスの様子。左から太田駿静、鈴鹿央士、山田杏奈

ドルフィンパフォーマンスの様子。左から太田駿静、鈴鹿央士、山田杏奈[拡大]

パフォーマンスが始まると、倖田來未が手がけた映画の主題歌「ChaO!」に乗ってイルカたちが舞い踊る。ライトに照らされて輝くイルカたちが高くジャンプすると大きな拍手が贈られ、上がる水飛沫には歓声が起こった。曲に合わせてイルカたちが鳴き声を上げ歌う一幕もあり、最後にはイルカの力を借りたトレーナーが空中に飛び上がって“ChaOポーズ”を決め、パフォーマンスは終了した。その後キャスト陣は、映画のヒットを祈願してイルカとのパフォーマンスに挑戦した。3人が「せーの」のかけ声で手を上げると、すべてのイルカが息を合わせて大ジャンプ。会場は大きな拍手で包まれた。

「ChaO」の魅力はステファンとチャオの関係性

鈴鹿央士

鈴鹿央士[拡大]

ドルフィンパフォーマンス後は、T・ジョイPRINCE品川に場所を移し、青木監督を加えての舞台挨拶を開催。青木監督はこのイベントが「ChaO」の日本初上映であると言い、「(『ChaO』には)いろいろなものをちりばめています。その反応というものが、私としては1つひとつ気になるところですね」とやや緊張の面持ちを見せた。

山田杏奈

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まず物語の魅力を聞かれた鈴鹿は、「(チャオの)一途な姿を見ているとキュンキュンする。ステファンも『えっ』ってなりながらも心に刺さってるものもあったりして。すごい微妙なところが丁寧に描かれている」とチャオとステファンの関係性を慈しむ。山田も「一途なチャオの姿があるからこそ、2人の心がつながっていくのかなと思って、すごく素敵だなと」と続いた。太田が重ねるように「観終わった後に、2人が愛おしいというか、すごくかわいかった」と言うと、青木康浩監督は「もう(魅力は)お3方が全部言ってくれた」と満足げな様子。そして「ステファンもチャオも不器用なんですよ。不器用ながらもお話が進んでいく」と2人の物語について言及した。

太田駿静

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自身に声優の経験が足りていないと思った鈴鹿は、アフレコ本番前に練習の時間を設けたのだとか。「『練習を始めます』って言って、最初からシーンをやっていったんですけど、(スタッフに)途中で『これ録れるわ』って言われて。練習だと思っていたら本番になって、もう心臓バクバク」とアフレコ時を振り返った。一方の山田は「チャオは『とにかくかわいく』って言っていただいて」とシンプルな指示であったことを明かす。そんな山田を青木監督は微笑んで眺めつつ「もうこの純粋な感じが、陸に上がってきてオドオドしているチャオに合ってるんですよ。もう山田さんしかチャオに見えてこない」と絶賛した。今回が声優初挑戦となった太田は、アフレコのトップバッターを務めたのだという。ほかのキャストの声が入っていない中での演技に戸惑ったそうだが、「監督とお話しながら、ノリノリというか、楽しくやってくださったので、僕自身変に構えずできた」と現場の雰囲気を伝えた。

「僕もそうやって生きたい」鈴鹿央士がステファンを見習う

左から山田杏奈、鈴鹿央士

左から山田杏奈、鈴鹿央士[拡大]

ステファンは、海の生物を傷つけないスクリューの開発に勤しんでいるという役どころ。鈴鹿は「僕の中で、そこまで人生を捧げてまっすぐ続けられていることってあんまりないな」と考えを巡らせる。「1つのものをずっと見つめてがんばってる感じって、すごく素敵だなって。僕もそうやって生きたいなって、そうやってお仕事したいなって思いました」とステファンを称えた。太田はジュノーを「すごくまっすぐで、ちょっと周りが見えなくなる瞬間もある」と紹介しつつ、自身も上京する際に親にも相談せず決断したことを回想。「周りが見えなくなる瞬間があるところは、ジュノーと僕がリンクする部分なんじゃないかな」とはにかんだ。

青木康浩監督

青木康浩監督[拡大]

「ChaO」は「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」の長編コンペティション部門で、日本作品では8年ぶりに審査員賞を受賞した。会場に持ち込まれたトロフィーを青木監督が抱えると、観客から大きな拍手が贈られる。映画祭での反響は上々だったようで、青木監督は「安心しました」と顔をほころばせた。中でも特別に制作したチャオのぬいぐるみが人気だったようで、「チャオ、チャオ」と声をかけられ、どこで売っているのかと聞かれたり、写真撮影を求められたりしたと笑顔で語った。

舞台挨拶の様子。左から青木康浩監督、山田杏奈、鈴鹿央士、太田駿静

舞台挨拶の様子。左から青木康浩監督、山田杏奈、鈴鹿央士、太田駿静[拡大]

終盤の挨拶では、山田が「個性的なキャラクターがすごく魅力的で、あっという間の時間だと思います」とアピール。最後に鈴鹿は「笑えるところもあったりするので、みんなで笑いながら観ていただきたいですし、見終わったとき、本当に軽やかで楽しい気分で映画館を後にすることができる映画だと思う」と客席に語りかける。そして「この夏ぴったりの楽しい映画になっている」とこれから作品を観る人の期待を煽り、舞台挨拶を締めくくった。

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映画「ChaO」

2025年8月15日(金)全国ロードショー

スタッフ

監督:青木康浩
キャラクターデザイン・総作画監督:小島大和
美術監督:滝口比呂志
音楽:村松崇継
アニメーション制作:STUDIO4°C
配給:東映

キャスト

ステファン:鈴鹿央士
チャオ:山田杏奈
マイベイ:シシド・カフカ
ロベルタ:梅原裕一郎
ネプトゥーヌス国王:三宅健太
ジュノー:太田駿静
編集長:土屋アンナ
オメデ大使 ほか:くっきー!
シー社長:山里亮太

(c)2025「ChaO」製作委員会

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고독한별 @AlonestarE

출처: https://t.co/kRudW8M3dr

STUDIO4℃의 애니메이션 영화 'ChaO'(챠오)의 재팬 프리미어 행사가 2025년 7월 1일에 도쿄 시나가와에서 개최되었다고 합니다. 주요 성우진 3명과 감독이 등단했다고 하네요.

이 작품은 2025년 8월 15일에 일본 현지에서 개봉될 예정입니다.

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