「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」では、「攻殻機動隊」を中心に、「ブラックマジック」「アップルシード」「ドミニオン」「仙術超攻殻オリオン」など、マンガ原稿300点以上を含め、総点数440点を展示。アナログ原稿約220点、デジタル原稿約120点、作業道具や画材など愛用の品約30点、蔵書約60冊のほか、コラボレート作品や「攻殻機動隊」のフォトスポット、「ロボットの反乱」コーナー、新作アニメコーナーなどがお目見えする。
まずは同展のキービジュアルの巨大なパネルとともに、「Chapter1 士郎正宗の創作の軌跡」と題した年表が登場。マンガ原稿や単行本などが飾られたほか、当時の思い出や、マンガやアート作品との触れ合いなど、士郎のコメントとともに士郎の歴史を振り返ることができる。続く「Chapter2 士郎正宗の描き方」では、士郎の作業道具や画材、蔵書などを展示。またラフ、下描き、ペン入れ、着彩と執筆の作業工程を知ることもできる。
そして本格的に原画の展示がスタート。「Chapter3 アップルシード」「Chapter4 ドミニオン」「Chapter5 攻殻機動隊」「Chapter6 仙術超攻殻オリオン」と作品ごとに展示を区切り、近未来風のデザインで没入感ある広い空間を、カラー原稿やアナログ原稿が埋め尽くす。また各コーナーには、士郎が作品に関するエピソードなどを綴ったコメントパネルも添えられており、展示をより深く楽しむ工夫が随所に見られた。
奥に進むと、「攻殻機動隊」に登場するAI搭載戦車フチコマに迫るコーナー「Chapter7 フチコマ」が登場。士郎によるフチコマの誕生秘話のほか、フチコマが描かれたカラー原画やデザイン画などが披露されたほか、和室にフチコマのパネルが並ぶフォトスポットも用意された。さらに「Chapter8 士郎正宗のイラストワーク」では、雑誌の表紙を飾ったカラーイラストなどがずらり。またマンガや小説、映画などさまざまなSF作品の歴史とともに士郎作品を振り返る「Chapter9 SF史と士郎正宗作品」も展開された。
最後の展示は、士郎作品とアーティストによるコラボレーション作品を展示するコーナー「Chapter11 コラボレーション」。マンガ家の
そのほか世田谷文学館の物販コーナーでは、展覧会オリジナルグッズを販売。中でもオリジナルTシャツのラインナップが30点以上と充実しており、「春のシロマサTシャツまつり」と題したプレゼントキャンペーンも行われる。展覧会会場でTシャツ商品を3枚以上購入した人を対象に、抽選で50人に「フチコマのお皿」をプレゼントする。応募期間は明日4月12日から8月17日23時59分まで。
「士郎正宗の世界展」が世田谷文学館で開幕、「攻殻機動隊」を中心に多彩な作品群で軌跡を辿る
士郎正宗の世界展~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~
会期:2025年4月12日(土)~8月17日(日)※月曜日は休館日、祝日の場合は開館、翌平日休館
会場:東京都 世田谷文学館
料金:一般1500円、65歳以上・大学・高校生900円、小・中学生450円、障害者手帳を持っている人700円
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