江戸の斬首執行人を描く人情譚「極楽にはまだ早い」ハルタで連載開始

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天野実樹の新連載「極楽にはまだ早い」が、本日2月15日発売のハルタVol.121(KADOKAWA)でスタートした。

「極楽にはまだ早い」より。

「極楽にはまだ早い」より。

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「極楽にはまだ早い」は、“人斬り”と呼ばれた斬首の執行人・雪成と、彼を取り巻く人々の八百八町人情譚。物語の舞台となる江戸時代では、罪を犯した者のほとんどが処刑となっていた。町医者の息子・佐一郎は、ある日雪成が罪人を斬るところに居合わせる。その後、罪人の命乞いをする家族を無視する雪成を目にした佐一郎。人を人と思っていないような表情の雪成に向かい、話も聞いてやらないのかと問いかけると「私は ただ 刑を執行するだけだ」と雪成は言い放つ。その答えに不満を持つ佐一郎だったが、ある出来事が起こり……。人を斬り、生きる男の物語が展開される。

ハルタVol.121

ハルタVol.121[拡大]

ハルタVol.121では、特別読み切りも3本掲載。本山とらじろうによる“終末世海”の海底清掃人の物語「海底清掃人マタタビュリス」、國分秋良による男2人の危うさ漂う山道霊異譚「あらざれば、」、冬馬リツによる温かな呪いの物語「魔女の羽飾り」が掲載されている。また山本ルンルン「涙子さまの言う通り」が完結。単行本3巻は3月14日に発売される。

そのほか書店購入特典として、“煙草”をモチーフに描かれた短編小冊子「シガレットフェローズ」を用意。山本和音児島青西公平大上明久利をはじめとした13人のハルタ作家による短編が112ページにわたり収められている。

ハルタVol.121の書店購入特典冊子「シガレットフェローズ」

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ハルタVol.121 掲載作品一覧

「極楽にはまだ早い」天野実樹 ※新連載
「ウスズミの果て」岩宗治生
「先生、今月どうですか」高江洲弥
「ファンシー革命」犬島ななこ
「海底清掃人マタタビュリス」本山とらじろう ※特別読切
「クプルムの花嫁」namo
「かわいすぎる人よ!」綿野マイコ
「神に誓って偽りです」松本水星
「現象X 超常現象捜査録」温泉中也
「虎は龍をまだ喰べない。」一七八ハチ
「開花アパートメント」飴石
「あらざれば、」國分秋良 ※特別読切
「午前二時は食卓で」今東ともよ
「11番目のねこはねね」はりかも
「いやはや熱海くん」田沼朝
「キラキラとギラギラ」嵐田佐和子
「狼よ、震えて眠れ」犬童千絵
「煙と蜜」長蔵ヒロコ
「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」福田星良
「魔女の羽飾り」冬馬リツ ※特別読切
「サーヴァント ビースト」森野鈴鹿
「魔女のエデン」ゆめじ
「アルケミックガール×バーサーカーボーイ」松賀諒真
「ハクメイとミコチ」樫木祐人
「瑠璃の宝石」渋谷圭一郎
「峠鬼」鶴淵けんじ
「司書正」丸山薫
「涙子さまの言う通り」山本ルンルン ※最終回
「たつのここたつ」多良見かな
カバー&目次イラスト:染平かつ

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