「極楽にはまだ早い」は、“人斬り”と呼ばれた斬首の執行人・雪成と、彼を取り巻く人々の八百八町人情譚。物語の舞台となる江戸時代では、罪を犯した者のほとんどが処刑となっていた。町医者の息子・佐一郎は、ある日雪成が罪人を斬るところに居合わせる。その後、罪人の命乞いをする家族を無視する雪成を目にした佐一郎。人を人と思っていないような表情の雪成に向かい、話も聞いてやらないのかと問いかけると「私は ただ 刑を執行するだけだ」と雪成は言い放つ。その答えに不満を持つ佐一郎だったが、ある出来事が起こり……。人を斬り、生きる男の物語が展開される。
ハルタVol.121では、特別読み切りも3本掲載。本山とらじろうによる“終末世海”の海底清掃人の物語「海底清掃人マタタビュリス」、國分秋良による男2人の危うさ漂う山道霊異譚「あらざれば、」、冬馬リツによる温かな呪いの物語「魔女の羽飾り」が掲載されている。また
そのほか書店購入特典として、“煙草”をモチーフに描かれた短編小冊子「シガレットフェローズ」を用意。
ハルタVol.121の書店購入特典冊子「シガレットフェローズ」
ハルタVol.121 掲載作品一覧
「極楽にはまだ早い」
「ウスズミの果て」岩宗治生
「先生、今月どうですか」高江洲弥
「ファンシー革命」犬島ななこ
「海底清掃人マタタビュリス」本山とらじろう ※特別読切
「クプルムの花嫁」namo
「かわいすぎる人よ!」綿野マイコ
「神に誓って偽りです」松本水星
「現象X 超常現象捜査録」温泉中也
「虎は龍をまだ喰べない。」一七八ハチ
「開花アパートメント」飴石
「あらざれば、」國分秋良 ※特別読切
「午前二時は食卓で」今東ともよ
「11番目のねこはねね」はりかも
「いやはや熱海くん」田沼朝
「キラキラとギラギラ」嵐田佐和子
「狼よ、震えて眠れ」犬童千絵
「煙と蜜」長蔵ヒロコ
「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」福田星良
「魔女の羽飾り」冬馬リツ ※特別読切
「サーヴァント ビースト」森野鈴鹿
「魔女のエデン」ゆめじ
「アルケミックガール×バーサーカーボーイ」松賀諒真
「ハクメイとミコチ」樫木祐人
「瑠璃の宝石」渋谷圭一郎
「峠鬼」鶴淵けんじ
「司書正」丸山薫
「涙子さまの言う通り」
「たつのここたつ」多良見かな
カバー&目次イラスト:染平かつ
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コミックナタリー @comic_natalie
江戸の斬首執行人を描く人情譚「極楽にはまだ早い」ハルタで連載開始
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