「ヒロアカ」岡本信彦、隣にいない山下大輝への思い「彼の成長を一番近くで見てきた」

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堀越耕平原作による劇場アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の公開記念舞台挨拶が、本日8月3日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された。舞台挨拶には岡本信彦梶裕貴佐倉綾音三宅健太、劇場版オリジナルキャラクターを演じた宮野真守生見愛瑠が登壇した。

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」公開記念舞台挨拶にて。左から梶裕貴、佐倉綾音、岡本信彦、緑谷出久の着ぐるみ、生見愛瑠、三宅健太、宮野真守。

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」公開記念舞台挨拶にて。左から梶裕貴、佐倉綾音、岡本信彦、緑谷出久の着ぐるみ、生見愛瑠、三宅健太、宮野真守。

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サービス満点でポーズを取るキャスト陣。

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8月2日に封切られたばかりの「ヒロアカ」劇場版最新作。公開初日の観客動員数は26万人、興行収入は3.7億円を突破し、前作の初日興収対比118%を記録している。本日は緑谷出久役の山下大輝が体調不良で欠席のため、岡本は「いち早く山下大輝くんに伝えたい。本誌のほうも残り1話のタイミングで、このような朗報を聞けてうれしく思います」と喜びを語る。梶は観客に向け「2回観た人! 3回観た人! 4回観た人!」と呼びかけ、多くの挙手を受けて驚きの表情。佐倉は「“ヒロアカの夏”が戻ってきてくれてうれしいです」と2021年8月以来の劇場版公開を喜んだ。

ギャルピースをする宮野真守。

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オリジナルキャラクターのジュリオを演じた宮野は「ヒロアカ」のアニメに初出演。「出てなかったんですね」と佐倉が意外そうに言うと「“出てそう顔”でしょ?」と返して笑いを誘った。ジュリオとアンナ・シェルビーノについて宮野は「この2人、面白い関係性だったでしょう。まっすぐまっすぐ僕らは演じたので、皆さんに伝わっていればいいなと思います」と観客に語りかける。アンナを演じた生見は公開日に映画館へ足を運び、早速鑑賞したとのこと。「本当に夢みたいな感じで、自分が出てるのは恥ずかしいです。でもめちゃくちゃ素敵な作品でした」と、かねてよりファンだった「ヒロアカ」出演に感慨深い様子だった。

公開初日からXのトレンドに入るなど話題を呼んでいるジュリオ。宮野が「ジュリオ、カッコいいんですよ。いろいろ盛り込まれてて……」と話し出すと、梶が「いろんなところで言ってますけど、あらゆる“癖(へき)”がジュリオには詰まってるんで!」と力説する。宮野は劇場版から参加することへの緊張もあったと明かしつつ、「音響監督の三間雅文さんや岡村天斎監督にキャラクターのことをしっかり聞いて、ここにいる、生きてきた当たり前として彼の人生を演じられればいいなと思っていました」と演じるうえでの思いを述べる。さらに20年以上前に岡村の監督作で三宅と共演していたことに触れ、「僕の中の“癖”は、岡村監督さんが監督をしていること」と再び集えたことを喜んだ。

左から梶裕貴、岡本信彦。

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上映後の舞台挨拶ということで、若干のネタバレも交えて感想を語る場面も。梶は「3人にとってオールマイトという存在がどれだけ大きいか」を感じる場面や、爆豪と轟の関係性への感動を伝える。岡本と梶はアフレコも一緒だったそうで、キャラクターの成長度合いなどを話し合いながら収録したと明かした。三宅は「3人(緑谷、爆豪、轟)の気持ちがダイレクトに聞けて、ダークマイトをやらなきゃいけないのに、うれしくて涙がこぼれちゃうようでした。そうくるほど逆に『じゃあそれを叩き潰してやろう』という興奮もあった(笑)」と、オールマイトとダークマイトの2役の演技を振り返る。佐倉は作中のとある場面に言及しつつ「お茶子だからこそのオリジナルキャラクターへのアプローチだったな、お茶子がこの役回りにしてもらえてよかったなって。今回はA組もけっこう活躍させていただけた。スクリーンでA組ががんばっていると、すごくうれしい気持ちになります」と笑顔で語った。

生見愛瑠にカンペのようにフリップを見せる佐倉綾音。

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生見愛瑠の「こんにちは~」を再現する宮野真守。

生見愛瑠の「こんにちは~」を再現する宮野真守。[拡大]

イベント後半では、アンナの決めセリフをキャスト陣が考案し、生見が選んだ1つをその場で披露するというコーナーを展開。しかし岡本が考案した爆豪の口癖「クソが」を皮切りに、なぜか生見はすべてのセリフを披露しなければならない流れに。佐倉考案の「めるる~ん☆ アンナめるよ~☆皆のことめるめるにしちゃうめる~☆ めるめるめるめめるるめる~☆」という無茶振りにもなんとかがんばって応える生見。フリップを2つ抱えた宮野は、まず「アンナ・シェルビーノ」を必殺技のように叫ぶことを提案し、生見の好評を得る。そしてもう1枚では、生見が現場入りするときに言いがちだという「こんにちは~」という挨拶を様子も含めて再現。最終的に生見の決めセリフにも選ばれ、今作の出演にあたり共演する場面の多かった2人だからこその絆を感じさせた。

山下大輝のメッセージを代読する岡本信彦。

山下大輝のメッセージを代読する岡本信彦。[拡大]

デクのぬいぐるみを掲げながら降壇する岡本信彦。

デクのぬいぐるみを掲げながら降壇する岡本信彦。[拡大]

最後は欠席の山下に代わり、代表して岡本が挨拶を務める。「こういう場に山下大輝くんがいないというのがなかなか不思議な感覚でして。最初のイベントのときはかわいらしい男の子というイメージだったんですが、寂しいのほかに、存在としてデカかったんだなというのをとても感じています。それだけ彼が『ヒロアカ』でどんどん成長していって、どんどん最高のヒーローになっていく姿を、一番近くで見られてたのかなと思います」と、山下が現場を引っ張ってきたことを改めて伝える。さらに退場の前には山下からのメッセージを代読。「ここにいる、1人ひとりの力、みんなのワン・フォー・オールで、まだ『ヒロアカ』を知らない日本中、世界中のみんなに、僕らの大好きな『ヒロアカ』を一緒に伝えていきましょう!」と読み上げると、岡本の「さらに向こうへ!」の掛け声で「PLUS ULTRA!」と会場全員が声を揃えた。

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「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト」

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スタッフ

原作・総監修・キャラクター原案:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:岡村天斎
脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
音楽:林ゆうき
アニメーションアドバイザー:長崎健司
アニメーション制作:ボンズ

キャスト

緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
轟焦凍:梶裕貴
飯田天哉:石川界人
エンデヴァー:稲田徹
ホークス:中村悠一
ジュリオ・ガンディーニ:宮野真守
アンナ・シェルビーノ:生見愛瑠
オールマイト / ダークマイト:三宅健太
ほか

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(c) 2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (c) 堀越耕平/集英社

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