「生きのびるための事務」は、坂口がnoteで発表したテキストをもとにしたコミカライズ作品。大学の卒業は決まっているが就職する気はなく、やってみたいことはあるが行動を起こせないでいた坂口の中に事務員としての自分・ジムが現れたことから物語は開始する。ジムは「イメージできることは全て現実になる」と語り、芸術家になりたいという坂口に「《事務》の力が備われば芸術家にだってなれるはず」と事務の重要性を説く。月11万円かかっていた支出を7万7000円にすれば平気とジムは説明し、「《労働》は切り詰めてください。《仕事》に支障がでるので」と坂口に語る。あっという間に、月に4日だけ働けばお金の問題は解決してしまうことを明らかにする。ジムと坂口の対話から読者も一緒に事務を学ぶことができる実用コミックだ。
刊行を記念して5月21日には、坂口と道草によるトークイベントが東京・ジュンク堂書店池袋本店で開催。チケットは会場参加チケット、オンライン視聴チケット、通常本付きオンライン視聴チケット、サイン本付きオンライン視聴チケットの4種類が用意されている。料金や販売期限が種類により異なるため、詳細は丸善ジュンク堂書店オンラインイベントのサイトで確認してほしい。
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道草晴子 @michikusa_hrk
コミックナタリーにて、坂口恭平さん原作のマンガ「生きのびるための事務」について記事にしていただきました!
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