長編アニメ映画「
4月12日に2作同時公開される「クラメルカガリ」と「クラユカバ」。「クラメルカガリ」の最終予告映像では、地図屋を営む少女・カガリと、箱庭からの脱却を夢想する幼なじみ・ユウヤの青春模様、箱庭で起こる不審な陥没事故を巡って活躍するキャラクターたちの群像劇にスポットが当てられる。「クラユカバ」の最終予告映像では、
追加キャストとして、箱庭の片隅で機械修理工房を営む老翁・朽縄(くちなわ)役を故・
さらに「クラメルカガリ」「クラユカバ」の2作品を収録したBlu-ray BOXが、4月12日より上映劇場で先行販売されることが決定。併せて装甲列車・ソコレ四六三を描き下ろしたデジパックイラストが解禁された。Blu-rayディスク2枚と劇伴音楽のCD1枚がセットになったBlu-ray BOXには、映像特典として塚原監督ら制作陣によるオーディオコメンタリーを収録。劇場の購入特典として、塚原監督の複製サイン入りビジュアルカードが同梱される。なお上映劇場でBlu-ray BOXを購入するには、「クラメルカガリ」「クラユカバ」のどちらかの半券を当日提示する必要があるためご注意を。
「クラメルカガリ」「クラユカバ」は、「端ノ向フ」「女生徒」の塚原監督による長編アニメーション。「クラメルカガリ」では日々迷宮の如く変化する炭砿町・箱庭を舞台に、カガリとユウヤが困難に立ち向かっていく。「クラユカバ」は探偵・荘太郎が集団失踪の怪奇に対峙する姿を描く。
「クラメルカガリ」公開直前最終予告映像
「クラユカバ」公開直前最終予告映像
塚原重義(原作・脚本・監督)追悼メッセージ
「これは好きな作品」「実相寺を思い出すね」顔合わせの時、はじめに頂いた言葉に震えました。
「ウルトラQザ・ムービー星の伝説」の山根、「ラピュタ」のムスカ、「肉弾」のあいつ、「赤毛」の三次、「狙われない街」……。
思えば、貴殿の存在を意識する前も後も沢山の“寺田農たち”と出会ってきた人生でした。
そして、本作のもう一人の主人公・朽縄は僕の作家人生においてかけがえの無いキャラクターとなりました。
寺田さん、素敵な名演をありがとうございました。
どうか、安らかに。
またいつか、どこかで。
成田良悟(「クラメルカガリ」シナリオ原案)追悼メッセージ
寺田さんは私が子供の頃から観ていた数々の刑事ドラマ、時代劇に出演なさっていた方で、「鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月」でお姿を見かけた事も記憶に新しいです。そんな大ベテランの方が私の関わるアニメーション映画に声を当てて下さるというのは、とても光栄な事でした。
実際にアフレコを拝聴させて頂いた時は、数種類の声や演技を使い分けて役に調整して下さり、「80才を超えてここまで様々な声を出せるのか」と驚きつつ、頭の中に「生涯現役」の文字が浮かび、純粋な憧れを思い浮かべた事を記憶しています。
その数ヶ月後に飛び込んできた此度の知らせに衝撃を受けましたが、病魔と闘いながらあの演技を努めて下さった事に深い感謝を抱きました。
寺田さんは、生涯現役を貫き通されたのです。
その輝かしい歴史の中において、クラメルカガリの朽縄というキャラクターに素晴らしい演技で魂を宿して頂いた事への感謝と共に、冥福をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。どうか良き旅路を。
映画「クラメルカガリ」
2024年4月12日(金)公開
スタッフ
原作・脚本・監督:
シナリオ原案:成田良悟
主題歌:オーイシマサヨシ「僕らの箱庭」
アニメーション制作:チームOneOne
配給:東京テアトル、ツインエンジン
製作:クラガリ映畫協會
キャスト
カガリ:
ユウヤ:
伊勢屋:
栄和島:
シイナ:
飴屋:
映画「クラユカバ」
2024年4月12日公開
スタッフ
原作・脚本・監督:塚原重義
キャラクターデザイン:皆川一徳
特技監督:maxcaffy
操画監督:アカツキチョータ
美術設定:ぽち
美術監督:大貫賢太郎
音響監督:木村絵里子
音響効果:中野勝博
音響制作:東北新社
音楽:アカツキチョータ
主題歌:
アニメーション制作:チームOneOne
配給:東京テアトル、ツインエンジン
製作:クラガリ映畫協會
キャスト
荘太郎:
タンネ:
サキ:
指揮班長:
松:
稲荷坂:
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リンク
俵屋年彦 VRアートを楽しむ会 @tawarayat
「クラメルカガリ」「クラユカバ」の新予告映像 故・寺田農も出演(動画あり / コメントあり) https://t.co/b1Ba0PMclb