「響け！ユーフォニアム」3期は最終章にふさわしい物語、奏のかわいさにも注目

TVアニメ「響け！ユーフォニアム３」のステージイベントが本日3月23日に「AnimeJapan 2024」内で開催され、黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、川島緑輝役の豊田萌絵、高坂麗奈役の安済知佳、黒江真由役の戸松遥、塚本秀一役の石谷春貴、久石奏役の雨宮天が登壇した。「ユーフォ」にとって5年ぶりの「AnimeJapan」にして、「AnimeJapan 2024」1日目のトリを飾ったこのステージ。新キャラクター・黒江真由役の戸松や、久しぶりに参加するという雨宮も揃い、7人はすっかり息の合った様子で賑やかにトークを繰り広げた。

最終章となるTVシリーズ3期の放送を目前に控え、まずは「3期を見たくなるユーフォの魅力3選」と題し、これまでの物語を映像とともに振り返っていくことに。映像に入る前にまだ観たことがない人に向けて「すっごいイケメンな先生出てくるので！」と布教していた安済は、スクリーンに滝先生が映ると「これ!!」と力強くアピールする。1つ目の映像は「うまくなりたい」のシーンや久美子とあすか先輩のやり取りなど「部活ならではの青春群像劇」を切り取ったもの。2つ目の映像には葉月と秀一、久美子と秀一、久美子と麗奈のシーンが並ぶ。映像を観ながら感情を昂らせジタバタする一同だったが、映像のテーマが「特別な関係性」だと伝えられると「最後だけじゃない!?」とツッコミも飛び交った。

3つ目の映像はやはり「ユーフォ」の醍醐味である演奏シーンをまとめたもの。1年生時の久美子たちを観たキャスト陣からは「若い！」というコメントが飛び出し、再び滝先生が映るとまたも安済が「カッコいい!!」と歓声を上げる。そんな安済の様子は「アフレコ現場でも同じ」とキャスト陣から明かされ、過去には滝先生と麗奈が結婚できるイメージが湧くか湧かないか、という話題で安済が「1回みんなと敵対した（笑）」というエピソードも披露した。

PV第2弾をお披露目した後は、3期の見どころの話題へ。今作から「ユーフォ」初参加の戸松はアフレコを振り返り、「1話のときは本当に転校生の気分。私だけシナリオを全話いただいていて、最終話の台本を読んで1話の収録に臨んだので、ヒリヒリしてました」と当時の心境を語る。また同じくユーフォニアムパートの奏を演じる雨宮は、「奏は久美子先輩大好きなので、突如現れた黒江先輩に対してはちょっと思うところがある」と述べ、また奏自身については「表情がより豊かになってますね。もっぱらかわいいと噂です」とアピールすると、キャスト陣も口を揃えて「かわいい！」「現場でも大人気」と同意した。

3年生になり、久美子は部長、秀一は副部長、麗奈はドラムメジャーの立場に。“幹部組”のバランスを尋ねられると、石谷は「すごくバランスが取れてるけど、真ん中の久美子めっちゃ大変だろうなって」とコメント。また「麗奈と秀一がちゃんと話してるのって今回からな気がする」と続けると、安済も「本当にそう」とうなずく。また安済は「本当に高坂麗奈さんって、ずっと高坂麗奈さんなんです。そのまま3年生になりドラムメジャーという地位を得ているから、効力がすごい」と語り、3期での麗奈の新たな活躍を示唆した。

最後に黒沢は今作について「最終章にふさわしい、骨太な、とても……」と言葉を選びながら、「いろんなことがあります。でも部活って、そういうもんだったよね。懐かしいなあなんて思いつつ、社会人になった皆さんも『わかっちゃうなあ』ってことがたくさんあるシリーズになっていますので、最後まで楽しみ尽くしていただければ」と呼びかける。そしてファンともに「それでは皆さん、ご唱和ください。北宇治ファイトー」「オー!!」と3期に向けて盛大な掛け声をビッグサイトに響かせ、「AnimeJapan 2024」初日の幕を下ろした。

TVアニメ「響け！ユーフォニアム３」は4月7日にNHK Eテレで放送開始。NHKプラス、Leminoほかプラットフォームで随時配信される。

TVアニメ「響け！ユーフォニアム3」PV第2弾

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