サイエンスSARU×MBS第4話は90秒でさまざまなアニメ表現に挑戦、番宣映像も

アニメーション制作会社・サイエンスSARUとテレビ局のMBSがタッグを組んだ「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」より、3月22日に放送される第4話「パンテオンの鳥」の詳細が発表された。

3月1日より全4回がMBS / TBS系全国28局ネットで放送される「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」。サイエンスSARU所属のクリエイターたちが、全国ネット向けに制作した90秒のショートアニメがオンエアされる。「パンテオンの鳥」は迷い込んだ鳥が天井を飛び回るパンテオンや、雨の日の登山道、印象的な絵画の飾られた美術館などさまざまに移りゆく情景をつなぎ、90秒という尺の中で多彩なアニメーション表現に挑んだ作品だ。

「ピンポン THE ANIMATION」などでアニメーターを務め、「スター・ウォーズ：ビジョンズ」の「赤霧」では監督を務めたチェ・ウニョンと、「平家物語」などに原画、作画監督などで携わった村越麻海が共同で監督を務めた。「スター・ウォーズ：ビジョンズ」の「T0-B1」、Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」などに参加したA-beeが音楽を担当している。村越、A-bee、音楽プロデューサーの遅沢淳のコメントは記事末に掲載。なお「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」の見どころをまとめた15秒の番宣映像も公開された。

「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」15秒番宣映像

村越麻海（監督）コメント

Eunyoung Choiさんの素晴らしいコンテを具体化するために、作中で様々な表現に挑戦しました。
夢の中のように点々と移り変わる多彩な景色や日常にある所作の美しさに目を向けて90秒をご一緒していただければと思います。

A-bee（音楽）コメント

最初にコンテを見てすぐに世界観に入り込めました。パンテオンから出られない鳥が最後には外に飛び立つまでを様々な情景と重なり上品な芸術作品を見てるようでした。音楽ではLo-fiな質感で壮大な拡がりを出せればと思い、完成していく映像を見ながら作曲も同時進行で進め、この芸術作品に音楽を吹き込める喜びを感じながらクリエイトしておりました。監督のEunyoung Choiさんやアニメチームの皆様に感謝を申し上げます。

遅沢淳（音楽プロデューサー）コメント

「パンテオンの鳥」での監督のEunyoungさんのアートな感覚やマインドにはいつも刺激を受けるのですが、今回の作品のヒントとなるパーソナルなエピソードが書かれたものを読ませて頂いた際もその情景や心情はまるで映画の一コマのようなものでした。まさにそっと置かれた絵画や芸術作品を眺めているような、音楽からもそんな質感や空気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。