サイエンスSARU×MBS「ショートアニメ大作戦！」2話＆3話は宇宙舞台の心温まる物語

アニメーション制作会社・サイエンス SARUとテレビ局のMBSがタッグを組んだ「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」より、続きものとなる第2話・第3話の詳細が発表された。タイトルはそれぞれ「MOON Episode 1 Sandwich」「MOON Episode 2 Camping」で、監督を木下絵李が務める。

3月1日より全4回がMBS / TBS系全国28局ネットで放送される「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」。サイエンスSARU所属のクリエイターたちが、全国ネット向けに制作した90秒のショートアニメがオンエアされる。「MOON」で監督を務める木下は「映像研には手を出すな！」での絵コンテ・作画監督、「犬王」での演出補佐といった経歴を持つクリエイター。木下の商業監督デビュー作となる「MOON」は、サイエンスSARUで行われたオリジナルの短編作品を募集する社内コンペで、真っ先に選ばれた木下の原案をもとに制作された。宇宙のどこかを舞台に、ある星で大きな荷物を抱えた宇宙人の“月”が、宇宙服を着た犬のエイキンと出会うところから始まるハートウォーミングな物語で、種族の異なる月とエイキンが自由気ままに暮らす様子が描かれる。

スタッフとして「SPY×FAMILY」に絵コンテで携わった本橋茉里をはじめ、「スコット・ピルグリム テイクス・オフ」で一部話数の作画監督を務めたオーストラリア出身のNick McKergowが参加。アメリカのロサンゼルス在住でイラストレーター、ミュージシャン、アニメーターとマルチに活動するLouie Zongが、木下監督のオファーを受け音楽を担当する。木下監督らからはコメントも到着した。

木下絵李（監督）コメント

一日の終わりに、全身の力を抜いて楽しめる作品になるといいな、という思いを込めて制作しました。
Louie Zongさんのかわいく軽やかな音楽にのせて、宇宙のどこかで暮らすいきものたちの日常をお届けします。
大人から子供まで、多くの方に見ていただけたら嬉しいです。

Louie Zong（音楽）コメント

サイエンスSARUから「MOON」ショートアニメの作曲を依頼された時、本当にワクワクしました。このスタジオの作品はいつも大好きなんですが、今回の作品では選んだコードや楽器でジャジーでユーモラスな雰囲気を表現したいと思いました。特に、かわいらしくて面白いアニメに合わせるためにです。シンセとギターの組み合わせや、軽快なボサノヴァの感じが、そのムードを伝えるのに役立ったと思います。このような機会をくださった木下絵李監督とGRANDFUNK INC.に心から感謝します。

遅沢淳（音楽プロデューサー）コメント

「MOON」の音楽はLA在住のLouie Zongさんに書き下ろして頂いた楽曲です。アニメーターでもある彼の様々な作品に監督がとてもインスパイアされたということだったのですが、ミュージシャンとしての側面が素晴らしくせっかくなので今回フィーチャーできないかと考え御本人にオファーしたところ快諾頂き実現しました。彼も日本のアニメやサイエンスSARUの作品のとてもファンで、相思相愛に溢れる作品となりました。