渡辺、吹越、神楽坂が演じるのは、主人公・住田祐一の両親が営む貸しボート屋に集まる大人たち。原作では住田の同級生として描かれていたグループが、映画では家を持たない「自由人」として登場する。彼らの存在が住田にどのような影響を及ぼすのか、映画オリジナルの演出に期待しよう。
このほか住田の父親役を光石、母親役を渡辺、住田に借金の取り立てを迫るやくざの金子役をでんでんが務める。また黒沢は原作に登場しなかった、茶沢景子の母親役を演じることが明らかになった。園作品ではおなじみの顔ぶれが集結し、原作が持つ禍々しさは万全の体勢で映像化されそうだ。
映画「ヒミズ」は2012年春に公開予定。なお住田役を染谷将太、茶沢役を二階堂ふみが務めることが既に発表されていた。
渡辺哲コメント
■オファーを受けた感想
素直に、すごく嬉しかったです。「冷たい熱帯魚」の現場が楽しかったので、また園組に参加できるのはラッキーだなと思いました。
■園子温監督の現場について
監督にどんどんひっぱってもらいました。ハードでしたが、やり終えた充実感は他にはないもので、完成がすごく楽しみです。
吹越満コメント
■オファーを受けた感想
園さんのご要望とあらば、いつでもどこでもなんでも、です。え?「ヒミズ」?そりゃスゲェー!!!ってな感じでした。
■園子温監督の現場について
園さん初の「原作あり」ということですが、これがまたなんと、オリジナルではないかと思えるほどぴったりな世界観。園子温が園子温の映画を撮っていたとしか言い様がないのです。また、これはいつも感じることですが、「園子温の撮影現場」というライブを観ているようでした。
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