氷室冴子原作マンガの原画約30点を札幌で展示、NHKの番組放送に合わせて

作家・氷室冴子が原作を務めたマンガの原画約30点を展示する展示イベントが、北海道・NHK札幌放送局1階8K公開スタジオにて、7月8日から17日にかけて開催される。入場は無料。

これはNHK総合の北海道ブロックにて、6月23日19時30分から放送される番組「没後15年 氷室冴子をリレーする」に合わせた展示イベント。「没後15年 氷室冴子をリレーする」では、北海道岩見沢市の出身で、2008年に51歳で亡くなった氷室にスポットが当てられる。スタジオジブリによってアニメ化された「海がきこえる」や、「クララ白書」「なんて素敵にジャパネスク」といった作品で、累計売り上げ2000万部を超えるなど、とりわけ小学生から高校生にかけての少女たちに人気を誇った氷室。そんな彼女の足跡を、友人、編集者へのインタビューを元にたどりつつ、その影響を受けた、かつて読者だった作家ら現代の表現者たちの姿と言葉から、時代を超えた普遍性を持つ氷室作品の意味を改めて考える。展示イベントでは、番組で使われた映像も上映される予定だ。

番組の特設ページでは6月16日より、氷室が原作を務めた「ライジング！」などの作品で知られるマンガ家の藤田和子ら、氷室とゆかりのある人物のインタビュー記事も掲載。なお番組は放送後2週間、NHKプラスでも配信される。