「天国大魔境」放送を控えキャスト陣がトーク、佐藤元「ジャンルの垣根を超えた作品」

石黒正数原作によるTVアニメ「天国大魔境」のステージが、「AnimeJapan 2023」内で本日3月25日に開催され、マル役の佐藤元、キルコ役の千本木彩花、トキオ役の山村響、ミミヒメ役の福圓美里、シロ役の武内駿輔が登壇した。

来週の4月1日から放送がスタートする「天国大魔境」は、異形の化け物が巣食う近未来の日本を舞台に、壁に囲まれた施設で暮らす謎の子供たちと、荒廃した外の世界で“天国”と呼ばれる場所を探して旅する男女・マルとキルコを描くSFアドベンチャー。まずは監督の森大貴からのメッセージを佐藤が代読する。面白い原作にアニメとして色や音をつけることで、作品をより魅力的に届ることを意識しながら制作しているという森監督。「廃墟を旅している感」と「ちりばめられる伏線」を楽しんでほしいというその言葉に、登壇者たちも深くうなずいていた。

キャスト陣は、ネタバレにならないようにと気を配りながらアフレコ時のエピソードを明かす。“天国組”と“魔境組”に分かれての収録だったため、それぞれのシーンがどのように収録されたのかを知ったのは、完成したアニメを見たときだったという。また福圓は5人が初めて揃った取材をする機会があったことを振り返り、そこでやっと“チーム”を組めたという実感が湧いたと語った。

完成したアニメを見た印象について、山村はアクションなどの細かい動きやキャラクターの表情など、映像の美しさに驚いたとコメント。続く武内は登場人物たちの関係性について人間ドラマのようだと述べ、「どこか欠如した人間たちが天国や魔境という環境下でたくましくも生き抜く様が魅力的」と話す。千本木は（天国も魔境も）どっちにも魅力があって、共感ができるところがあると語り、「一緒に冒険しているような感じで見ていただけたらうれしいな」と思いを伝えた。

さらにオープニングテーマを担当するBiSHからのメッセージビデオも到着。OP楽曲「innocent arrogance」の聞きどころやアニメへの期待をBiSHが語ったのち、実際のOP映像がステージ上で解禁された。その映像に見入っていた観客たちを前に、佐藤は「『天国大魔境』ではこのクオリティがずっと続きます。ジャンルの垣根を超えた、ジャンルを破壊したような作品」と自信をのぞかせた。

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