同書はよしながが自身の歩みや自作の制作背景、愛してやまないマンガについて語った20時間超におよぶインタビューをまとめた1冊。「大奥」「きのう何食べた?」といった代表作はもちろん、商業デビュー作の「月とサンダル」、初めてBL誌以外で連載された「こどもの体温」、ドラマ化も果たした「西洋骨董洋菓子店」、さまざまな女性たちを描いた「愛すべき娘たち」などについて、よしながが自身の仕事観を交えながら語っている。
さらに自作や仕事のことだけではなく、幼少期の思い出、小中学生時代に影響を受けたマンガ、高校で所属していた漫研でのエピソード、大学時代に行っていた同人活動など、プロデビュー前の話も収録。また「大奥」が完結してからの、これからの展望も述べられている。
インタビューはこれまでに何度もよしながへの取材を行っているライターの山本文子が担当。表紙イラストはよしなが自らが描き下ろしており、一部書店では購入者特典としてポストカードを配布する。なお電子書籍版は9月に発売予定だ。
「仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ」目次
第1章:漫画に心奪われて 幼少期/小学時代/中学時代
第2章:夢に見た漫画家へ 高校時代/大学時代/商業デビュー/『月とサンダル』
第3章:BL誌でも、少女誌でも 『本当に、やさしい。』/『ソルフェージュ』/『1限めはやる気の民法』/『こどもの体温』
第4章:解決しないことの中に 『執事の分際』/『彼は花園で夢を見る』/『ジェラールとジャック』/『西洋骨董洋菓子店』
第5章:ドキュメンタリーのように 『愛すべき娘たち』/『それを言ったらおしまいよ』/『フラワー・オブ・ライフ』/『愛がなくても喰ってゆけます。』
第6章:女性と仕事 『大奥』
第7章:一緒に歳を重ねて 『きのう何食べた?』
第8章:ずっと漫画と これまで/これから
あとがき
コミックス解説
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