「ブルーサーマル」堀田真由の演技に小松未可子が太鼓判、「青い空にぴったりでした」

1

642

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 129 478
  • 35 シェア

小沢かな原作によるアニメ映画「ブルーサーマル」の公開直前イベントが、本日2月28日に東京・ニッショーホールで開催され、堀田真由島崎信長榎木淳弥小松未可子橘正紀監督、主題歌・挿入歌を担当したSHE'Sが登壇した。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。上段左から橘正紀監督、SHE'S、下段左から小松未可子、島崎信長、堀田真由、榎木淳弥

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。上段左から橘正紀監督、SHE'S、下段左から小松未可子、島崎信長、堀田真由、榎木淳弥

大きなサイズで見る(全20件)

堀田真由

堀田真由[拡大]

「ブルーサーマル」はサークルや恋など、キラキラしたキャンパスライフに憧れ上京するも、ひょんなことから航空部へ入部することになった“つるたま”こと都留たまきを中心に、大学の体育会航空部の面々を描く青春ストーリー。主人公のたまき役を堀田、そんなたまきを航空部に迎え入れ、目をかける倉持潤役を島崎、エースの倉持を心の底から敬愛する空知大介役を榎木、ライバルでもある阪南館大学航空部の主将で、訳あって妹のたまきを嫌っている矢野ちづる役を小松が演じる。

島崎信長

島崎信長[拡大]

イベントはSHE'Sによる主題歌「Blue Thermal」の生パフォーマンスで幕を開ける。先日、初の武道館公演を成功させた彼らの圧巻のパフォーマンスに観客からは大きな拍手が贈られた。

榎木淳弥

榎木淳弥[拡大]

その後キャスト陣が登壇。今作が声優初挑戦となった堀田は、「試写で観たときにも『自分の声なのかな』と思って、エンドロールで名前を観たときに“夢じゃなかった”と思えました」と、純粋な気持ちを述べる。さらに「マンガを読んだときから映像でどんな色になるんだろうと楽しみで、実際に観たら自分が思っていた以上に空の青さが美しかった」と笑顔を見せた。

小松未可子

小松未可子[拡大]

島崎は「今だからこそ、余計に観てもらいたい」と切り出し、「とっても前向き。作品を通して、ずっと楽しい、ずっと明るいわけではないけれど、観終わったときに、自分もなにかやってみよう、こういう風に生きてみたら楽しいかなとか、前を向けるような、空を見上げたくなるような作品でした」と話す。小松は作品の舞台の一部が出身地にすごく近かったことを明かし、「『あの空を見て育ってきたんだな』と試写を観ながら感動しました」と意外な縁に驚いたことを伝えた。

アフレコの話題では堀田が「皆さんとご一緒できて本当によかったです。最初は台本の持ち方も分からないところから始まって、“息芝居”も普段の映像作品だとないものだったので、そこが難しかった」と回想。一方でそれを聞いた榎木は「完璧でした」と演技を絶賛し、島崎も「声の芝居に縛られず出てくる声の表現が素晴らしかったので、僕らも必死でした」と素直に堀田を褒める。小松は堀田の普段の声を“落ち着く声”と表現しながら、「作っている声でもなく、リアルに存在しつつも、つるたまとしてのかわいらしさを持ち合わせているのがまずすごいなと思いました。澄んだ声が心地よくて青い空にぴったりでした」とその声にも称賛を贈った。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。[拡大]

自身の演じたキャラクターについて聞かれた榎木は「空知は、真っすぐで感情表現が豊かで、そういうところはすごく好きな部分でした。僕が10代の頃に失ってしまったものを持っていたので、そこを取り戻すのに必死でした」と冗談を交えながらコメント。「10代で挫折しきりました」と続ける榎木を、MCが「だからこそ演じられたのかも知れませんよね?」とフォローすると、「ありがとうございます」と返し、小松や島崎を笑わせていた。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。[拡大]

橘監督は空の描写へのこだわりとして、季節感を空で表現することに力を入れていたことを明かす。「四季の空の色、感情によっても見え方の変わる空をちゃんと描いていきたいと美術監督の山子泰弘と話し合いました」と、美術チームの協力が映画での美麗な描写に繋がったと説明し感謝を述べていた。

SHE'S

SHE'S[拡大]

SHE'Sを代表して楽曲に込めた思いを語った井上竜馬は、上昇気流に乗って飛ぶグライダーに、自分たちを重ねたそう。井上は「バンドも先が見えないまま、がむしゃらに活動して。その中でお客さんやスタッフという、僕たちを高いところへ押し上げてくれる存在がいる。そういうふうに人は自分ではない何かに助けられながら、何かを手探りで探しながら生きていっているなと感じるものがあったので、そこを歌詞の中で表現したいと思って曲を作りました」と思いを伝えた。

イベントでは、劇中で主人公の都留たまきが、空に一目惚れすることから「一目惚れしたこと、もの」をキャスト陣が発表していく。堀田が実家にいる飼い犬が人生唯一の一目惚れだというハートフルなエピソードを披露すると、次にトークすることになったの島崎は、ほんわかした空気の中、話し出すのをためらい「一目惚れしたもの」として指ぬきグローブを紹介。島崎は、昔はそのお気に入りの指ぬきグローブを着用して、ゲームセンターに出入りし、アイドル育成ゲームに興じていたことを恥ずかしそうに明かして笑いを誘った。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。

アニメ映画「ブルーサーマル」公開直前イベントの様子。[拡大]

最後の挨拶では堀田が「家を出てくるときにすごくいいお天気で。このイベントに相応しい日だなと思いました。この作品を観て前向きな気持になってくれたらうれしいです」と観客へ語りかけイベントを締めくくった。アニメ映画「ブルーサーマル」は3月4日全国ロードショー。

この記事の画像・動画(全20件)

アニメ映画「ブルーサーマル」

2022年3月4日(金)全国公開

出演:堀田真由島崎信長榎木淳弥小松未可子、小野大輔、白石晴香、大地葉、村瀬歩、古川慎、高橋李依、八代拓、河西健吾、寺田農ほか
原作:小沢かなブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』(新潮社バンチコミックス)
監督:橘正紀
脚本:橘正紀、高橋ナツコ
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作:「ブルーサーマル」製作委員会
配給:東映

※島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

全文を表示
(c)2022「ブルーサーマル」製作委員会

読者の反応

  • 1

コミックナタリー @comic_natalie

【イベントレポート】「ブルーサーマル」堀田真由の演技に小松未可子が太鼓判、「青い空にぴったりでした」
https://t.co/50Wjcq0k74

#ブルーサーマル #堀田真由 #島﨑信長 #榎木淳弥 #小松未可子 #SHE_S https://t.co/u2KM0TwfFJ

コメントを読む(1件)

関連記事

小沢かなのほかの記事

リンク

関連商品

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 小沢かな / 橘正紀 / 堀田真由 / 島崎信長 / 榎木淳弥 / 小松未可子 / SHE'S / ブルーサーマル の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。