「STEINS;GATE」や「B-PROJECT」で知られるMAGES.の事業戦略発表会および、「STEINS;GATE」の10周年記念特別番組が本日10月25日に配信され、
2009年にXbox 360専用ソフトとして発売され、のちにTVアニメ化や舞台化も果たした「STEINS;GATE」。昨年10周年を迎え、現在もさまざまな記念企画が行われている。岡部倫太郎役の宮野、橋田至役の関、牧瀬紅莉栖役の今井は、事業戦略発表会の後半にアドリブも交えてセリフを披露しながら登場した。主要キャストが総出演するはずだった2019年10月のイベントが台風の影響で延期になったこともあり、3人が揃うのは久々のこと。志倉は「なかなか実現できなかったので、今日はうれしいです」と再会を喜んだ。
トークでは1月に発表されていた「STEINS;GATE」ハリウッド版実写ドラマ化についての話題も。志倉はキャスティングや設定などは明かすことができないとしつつも、「日々やり取りを続けています」と近況を報告する。また全編アニメ映像でゲームを再構築する「STEINS;GATE 0 ELITE」の進捗も「順調です」と語った。さらに新情報として、「STEINS;〇〇」という新たな作品の制作も発表に。「STEINS;GATE」の続編と捉えてもいいが、ファンディスクではなく新作であるという説明に、関が「でも僕らが出るかどうかは……」と尋ねると、志倉は「出ます!」と回答。キャスト陣は「やったー!」「よかったー!」と声を上げ、関は「リハでは濁されていたから(笑)」と明かした。志倉は「彼らが自分の仲間たちだけのために作り上げたシュタインズ・ゲート世界線が、本当に幸せな未来なのか」と気になる発言も残した。
発表会の最後に関は「一番最初に関わらせていただくときに、事務所にダルのキャラクターデザインが送られてきて、二つ返事でお引き受けしたんですが、あのとき断っていたら今ここにいられなかったと思うと、あのとき直感が働いてよかったと思います」と「シュタゲ」との長い付き合いを喜び、今井も「人生が変わったといっていいくらい、役に感謝をしています。また新しい紅莉栖が演じられるということで、早く取りかかってほしいなと。がんばってください!」と新作を待望する。宮野は「初めの頃、僕はあんなに大量の台本をもらったことがなくて驚いたんです。本当に膨大な量で大変そうだと思ったんですが、面白すぎてどんどん読んでしまったことを思い出しました」とゲームの収録当初を振り返り、「今日に至るまで愛してもらえたことを非常にうれしく思います。今後の展開を楽しみにしつつ、僕も一緒にクリエイティブなことをしていけたらいいなと思うので、今後とも応援よろしくお願いいたします」とメッセージを贈った。
そのほか事業戦略発表会では「B-PROJECT」の総合プロデュースを担当する西川がMAGES.の特別顧問となったことや、志倉がクリエイティブに専念するため社長から会長に就任したことなどが明かされる。西川はMAGES.が新たにスタートする羊毛フェルトスクール事業にも関わっていくということだ。さらに2021年秋の発売が伝えられた新作ゲーム「ANONYMOUS;CODE」のトークパートでは、山本にアニメ化の可能性を尋ねられた志倉が「『科学アドベンチャーシリーズ』でアニメ化されていない作品はないんです。だから、きっとあるというか、あります」とコメントした。
続けて行われた「STEINS;GATE」の10周年記念特別番組にはキャスト陣と志倉が引き続き出演し、「科学アドベンチャーシリーズ」の松原達也プロデューサーも加わって「STEINS;GATE」と「ANONYMOUS;CODE」のさらなる情報が届けられた。TVアニメの映像も交えて作られる「STEINS;GATE 0 ELITE」については、キャラクターボイスの新規収録も行われるとのことだ。
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楊(やん) @yan_negimabeya
【イベントレポート】「シュタゲ」宮野真守らがMAGES.発表会に登壇、ハリウッド実写化の進捗報告も https://t.co/Q5vh1iU23X