公開初日には事前に収録した映像で舞台挨拶を行った2人。村田は「初日の舞台挨拶映像でも『ホッとした』と話したのですが、今も別の意味でホッとしてます」と語り、当時の状況もありアフレコの収録が1カ月後ろ倒しになったことを明かした。また公開を迎え、村田のSNSなどには前向きなコメントが多く届くと言い、「僕たちのやってきたことが報われたと思いました」と安堵の笑みを浮かべた。松岡も「無事に公開を迎えられて、皆さんに届けられたことがうれしい」とコメント。「(『海辺のエトランゼ』の)あの世界観が皆さんの心に残るように演じていたのでうれしいです」と続けた。
お互いが演じた駿と実央という役柄についての話題になると、村田は「原作より(駿の)めんどくささが増している」と苦笑し、「ト書きに“ぶたれるクズ男”“走るクズ男”と書かれていまして……愛がないと書けないですよね」と感想を述べた。松岡は「ドラマCDでは間尺が決まっていないためある程度自由にできるのですが、映画は間尺が決まっているので……」と映像だからこその苦労を口にしつつも、「ドラマCDのラインは崩したくないと思ったので、ドラマCDを主軸にして、実央を演じました」と振り返った。
公開後の舞台挨拶ということで、2人に本編のお気に入りのシーンが問われると、村田はファンの間でも「キュンキュンする」と話題になっている、実央がベッドの上で「バカッ」と駿に向けて言うシーンを挙げる。松岡自身も「(そのシーンは)こだわりました」と明かし、テストで感触を掴み、本番では少しだけテストより気持ちを乗せたことを語る。すると舞台上では徐々にその「バカッ」を生で聞きたいという雰囲気になり、松岡は「えっ!? ここで?」と驚くものの、村田が駿のセリフで助け舟を出すと、松岡は照れながらもファンの前で「バカッ」を披露した。
最後に松岡は「皆さまの前で舞台挨拶をさせていただけるということが、今のご時世本当にありがたいことだと思います。これからも『海辺のエトランゼ』をよろしくお願いいたします」と挨拶。村田は「『エトランゼ』が大好きでたまらない人たちが作った作品です。普通の恋愛をしている2人がちょっとずつ前に進んでいく物語です。ご覧になっていただいて、優しい気持ちになっていただければうれしいです」とメッセージを寄せた。「海辺のエトランゼ」は全国で公開中。
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【イベントレポート】「海辺のエトランゼ」ファンの前で「バカッ」披露、村田太志&松岡禎丞の舞台挨拶
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