10月中旬に死去した吾妻の代表作「ななこSOS」。ドジで泣き虫の超能力少女・ななこ、守銭奴でマッドサイエンティストの四谷永一郎、マンガ家志望の飯田橋博士による同級生3人で構成された「すーぱーがーるカンパニー」のドタバタな日常を描いたSFコメディだ。ポップコーンにて1980年から81年まで連載され、同誌の休刊後、後継誌の月刊ジャストコミック(ともに光文社)で1981年から1985年まで掲載。連載終了後も個人誌・産直あづまマガジンなどで続編が描かれた。また1983年にはフジテレビ系列でTVアニメ化も果たしている。
雑誌連載時は冒頭がカラーで描かれることが多かったが、既存の単行本では一部を除いてモノクロで印刷されていた本作。完全版では計200ページものカラーページが、2色または4色で再現される。さらに「ななこSOS」のイラスト集やカレンダー、レコードジャケットなどさまざまな形で発表されたイラストも可能な限り収録。産直あづまマガジンに描かれた57ページの新作なども収められる。版型はこれまでのB6サイズより大きなA5サイズで制作された。
なお復刊ドットコムで購入すると、各巻に1点ずつ複製原画の特典が付属。全3巻の一括購入をした人には、さらに新たな複製原画が進呈される。特典は先着順なので、確実に欲しい人はお早めに。
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吾妻ひでお「ななこSOS」が全3巻の完全版に、雑誌連載時のカラーページを再現 復刊ドットコムで購入すると、各巻に1点ずつ複製原画の特典が付属。全3巻の一括購入をした人には、さらに新たな複製原画が進呈される。特典は先着順 https://t.co/JoIQ0W5PHe