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「斉木楠雄」早口でしゃべり続ける神谷浩史が「修行みたい」とぼやく

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左から神谷浩史、島崎信長。

左から神谷浩史、島崎信長。

Netflixにて配信される新作アニメのラインナップ発表会が、本日10月23日に東京・秋葉原UDXシアターにて開催された。

イベントではまずNetflixコンテンツ部門のクリエイティブプロデューサー・櫻井大樹が登壇し、これまでのNetflixの歩みや今後の展望などを説明。その後2020年配信の注目タイトルとしてピックアップされた「攻殻機動隊 SAC_2045」「日本沈没2020」「エデン」の3本を、櫻井プロデューサーと司会の吉田尚記アナウンサーが紹介した。

「ULTRAMAN」でタッグを組んだ神山健治荒牧伸志が監督を務める「攻殻機動隊 SAC_2045」について櫻井プロデューサーは、「『ULTRAMAN』のときに築いたチームややり方がうまくハマって、確立したノウハウみたいなものをパワーアップできるという見込みがあったからこういったチーム編成になったのでは」と分析。「攻殻機動隊」の新作を制作するにあたってのポイントを、「今回(『攻殻機動隊』シリーズを)初めて観る人たちを置いてけぼりにしないようにと気を付けていますし、前のシリーズを観ていた人にとっては、1+1が3になるようなものを目指そうという気持ちで制作しています」と語った。

Netflixで配信された「DEVILMAN crybaby」を手がけた湯浅政明が監督を務める「日本沈没2020」。同作の制作の経緯について櫻井プロデューサーは、「『DEVILMAN crybaby』がNetflixのアニメ快進撃の幕開けで、社内でも『アニメいけるな!』というムードができたんです。今回(湯浅監督に)いくつか企画をご提案させていただいた中で、『日本沈没面白いんじゃないか』と言っていただけました」と「DEVILMAN crybaby」と絡めて振り返る。さらに湯浅監督が今回のオファーを受けた理由を、「湯浅監督は日本がこういう状況になったときの一般市民の視点が気になっているんじゃないかなと。これまでにも(『日本沈没』は)映画が制作されましたが、複数話のシリーズにすることで、語れる物語がぐっと増えてくる。それで『アニメで日本沈没を作るのは面白いんじゃないか』と思っていただけたのでは」と説明した。

日本、アメリカ、中国、フランス、オーストラリア、台湾とさまざまな国のクリエイターやスタッフが参加しているという「エデン」。プロデューサーを務めるジャスティン・リーチとは過去に一緒に働いていたこともあるという櫻井プロデューサーは、ジャスティンプロデューサーを、「いろんなアイデアを持っているんだけど、奥ゆかしい人なんです。常に一歩引いたところにいるのもあって、彼の周りにはトップクリエイターが集まってくる」と紹介する。さらに本作にさまざまな国の人間が参加することについて、「(こんなにいろいろな国のスタッフをまとめるのは)絶対苦労すると思ったから、ジャスティンに『大変だよ』って言ったんです。でも彼は『トップの人とやりたいから』と言っていて。実際に作品作りが始まって、ジャスティンが『すごい作品になった』と喜んでくれたから良かったなと思っています」とコメントした。

その後今冬に配信される麻生周一原作によるアニメ「斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編」より斉木楠雄役の神谷浩史、「Levius」よりレビウス役の島崎信長が登壇してのトークショーを実施。原作が終了し「完結編」と銘打たれたアニメが放送されたあとも新作が制作されることになった「斉木楠雄のΨ難」を、神谷は「幸せな作品」と評する。その一方で自身が演じる斉木楠雄は毎話のセリフ量が多くかなり早口でしゃべらないといけないことについて、「周りの(キャストの)皆さんはアフレコで楽しそうにしていますけど、僕は本当に大変なんです! ただ出来上がったアニメを観ると本当に面白くて、(自分だけこんなに大変なのが)猛烈に悔しい」とぼやく。すると同作にも海藤瞬役で出演している島崎も「超高速で文言をしゃべり続けているから神谷さんは修行をしているようで(笑)」と笑うと、神谷も「確かに、修行をしているみたい。アニメの1話と最終話を観比べると1話が『こんなに遅かったっけ』って思うからね。ハイパーインフレが起こってるよ」と同意した。

「斉木楠雄のΨ難」のトークパートでは、麻生と古川未鈴(でんぱ組.inc)の結婚の話題も。神谷は「『斉木楠雄』の一番最初のジャンプフェスタでのステージに、でんぱ組さんも一緒に出演していて。そのとき麻生先生も来ていて、でんぱ組の方々にはじめましての挨拶をしていたんです。『麻生先生来てるんだ。俺らとか関係なくでんぱ組いるからでしょ』みたいなことを言っていたら、マジで俺らは関係なかった(笑)」と麻生と古川の出会いの場に立ち会っていたことを明かし、麻生をいじりながらも「素晴らしいことだと思います」と祝福。島崎も「『斉木』って縁起のいい作品なんだなって思いました。劇中にも人を貶めるようなギャグっていうのはあまりなくて、見ていて馬鹿みたいに笑える作品なんです。麻生先生のそんな心根の優しさが響いたんじゃないですかね」と続けた。

一方「Levius」について島崎はオーディションにあたってマンガを読んだ際に、オーディションには関係のないところも含めて全部一気に読んでしまったと振り返り、「絵にも話にも魅せられました。(『父親と自分の右手を失い、母親も植物状態』という)あらすじだけ聞くと、『レビウスは孤高の戦士なんだ』みたいな印象を受けるかもしれないですけど、全然違っていて。基本的にレビウス側のキャラは仲がよくて暖かい。テーマは重かったりするんですが、観ていてとても前向きになれるし、前に進む力をもらえる作品だと思います」と作品を解説。さらに本日公開された本予告については「まだまだ観せていない部分があるんですよね。いわゆるボクシング的に殴り合っているパートってジャブとかの応酬もありますし、もっとスピーディーに動き回っている絵も当然あるので」と期待を煽った。

最後に「斉木楠雄のΨ難」と「Levius」の注目ポイントを神谷と島崎がそれぞれフリップを使って紹介。神谷は「斉木楠雄」のポイントを「麻生の過去作『ぼくのわたしの勇者学』キャラクターとの共演」とし、「『勇者学』の登場人物もキャラが立っていて豪華ですので、このメンバーを一体誰が演じるのかという部分も注目していただければ」とアピールする。「Levius」のポイントとして「過保護」を挙げた島崎は、「『Levius』は現代だからこその『過保護』の出し方をしている作品だと思っています。先ほども少し話しましたが、レビウスが周りを引っ張っていく孤高の戦士に見えがちなんですが、そうではなくて。チームメンバーがとにかくレビウスのことが大好きで、彼への愛にあふれています。レビウスには案外ちょっとわがままで『こういうことやりたい』みたいなことを言うことがあるんですが、周りはそれをサポートする。みんながレビウスに対して『過保護』で、新しい『過保護』の形になっていると思います」と述べた。「斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編」は12月30日、「Levius」は11月28日よりNetflixにて独占配信される。

島崎信長の崎は立つ崎が正式表記。

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