高橋陽一、ブラインドサッカーを描く難しさ語る「必殺技も出すつもり」

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高橋陽一の新作「ブラサカブラボー!!」の単行本全1巻が、2020年8月に発売されることが決定した。

高橋陽一

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「ブラサカブラボー!!」のカラーカット。(c)高橋陽一/集英社

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「ブラサカブラボー!!」はアイマスクを付け、鈴の入ったボールの音や声を頼りにプレーする視覚障害者5人制サッカー・ブラインドサッカーを題材にしたスポーツもの。日本代表選手のユウキと、その親友・ショーゴが2020年東京パラリンピックを目指して奮闘する様子が描かれる。本作は週刊ヤングジャンプ(集英社)とSportivaの共同編集による、パラスポーツを特集したムック・TOKYO 2020 PARALYMPIC JUMP パラリンピックジャンプにて連載されている。

本日10月16日に東京都内で行われた集英社の今後の出版物を紹介する「新刊企画発表会」には、高橋も登壇した。5、6年前からブラインドサッカーに注目し、実際に試合も観戦していたという高橋は「サッカーって普通は観客の歓声がありますけど、ブラインドサッカーは音を頼りにプレーするので会場は静かなんです。そういう空間も好きですし、ゴールキーパーや指示を出すコーチは健常者が務めていて。障害者と健常者が一緒にできるスポーツというところにも興味を持って、マンガとして描き始めました」と執筆理由について説明。またブラインドサッカーを描く難しさについては「マスクを付けてプレーするので目が描けないんです。試合中の目力だったりを表現できないので、やっぱり苦労しましたね」とこぼした。

「ブラサカブラボー!!」と「キャプテン翼」のカラーカット。(c)高橋陽一/集英社

「ブラサカブラボー!!」と「キャプテン翼」のカラーカット。(c)高橋陽一/集英社[拡大]

発表会後には高橋への囲み取材も実施。高橋は囲み取材でも「(選手たちは)目が見えないので、(『キャプテン翼』に登場するような)アクロバティックなプレーは描きづらかったりしますね」とコメントしながらも、「やっぱりマンガなのでインパクトのある技は出したいなと思っています。『目が見えなくてもやってやるぞ』という気持ちを持ったキャラクターを作ったので、彼らならできるんじゃないかと」と、今後劇中に必殺技を登場させる予定があることを明かす。また2020年に行われる東京パラリンピックについては、「『(オリンピックと同じくらい)盛り上がったぞ』という感じになればいいですし、盛り上げていきたいなと思っています」と抱負を語った。

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