2020年1月より新シリーズが放送開始となるアニメ「ハイキュー!!」。放送に先がけて実施された本イベントには、日向翔陽役の
イベントは、神谷浩史演じる武田一鉄の影アナからスタート。オープニング映像が上映されたのち、キャラクターの背番号順にキャスト陣が舞台に姿を現した。まずはトークコーナー「もう一度観たいあの名場面!~烏野高校VS青葉城西高校~」からスタート。登壇者に事前に取ったアンケートをもとに、烏野高校と青葉城西高校の戦いの中から名場面が紹介された。まず石川はインターハイ予選で、影山がベンチに下げられたシーンをピックアップ。石川はこのシーンで初めて影山というキャラクターを掴めたと思いを語る。また青城の選手である金田一、国見を演じた古川と田丸は、県大会予選で青城が烏野に破れた試合後のシーンを挙げる。古川は自分のことのように悔しかったと思いをにじませ、田丸もアフレコで自分の悔しいという感情が出すぎてしまいリテイクを重ねたと明かした。
また斉藤と増田は、斉藤が演じる山口がセカンドシーズンでジャンプフローターサーブを成功させたシーンとセレクトし、斉藤は自身と山口の気持ちがリンクするシーンだったことを述べた。さらに及川徹役の浪川大輔、岩泉一役の吉野裕行からビデオレターが到着。2人がチョイスしたセカンドシーズンの24話、25話の青城戦のシーンが上映されると、客席からも歓声が上がる。また浪川と吉野の息の合った掛け合いには笑いが起こっていた。
続いて「もう一度観たいあの名場面!~烏野高校VS白鳥沢学園高校~」では、木村が天童の決めゼリフからエンディング曲に突入するまでの流れを紹介。他のメンバーが作中のシーンを紹介する中、本編よりもエンディングが気に入っていることを熱弁すると、登壇者からはツッコミの声が。また竹内は第3期の10話について、白鳥沢のチームメイトが牛島を信頼している描写や、敵チームである烏野メンバーから見た牛島の様子が描かれているところが感慨深かったと語った。
さらに日野は、大地たち烏野の3年生の過去を描いたエピソードを選択。しっかりした3年生の姿ではなく、若い頃の彼らが描かれたことが印象に残っていると述べる。また岡本は第3期で、誰も反応できないスパイクに飛び込んでいく西谷のシーンを選び、熱血漢だが脳内はクールで冷静な西谷ならではのシーンだと話す。五色工役の土屋神葉からのビデオレターも上映。土屋はTVでは放送されず、総集編「ハイキュー!! コンセプトの戦い」で新規に追加された、烏野との試合後、白鳥沢学園高校でのシーンを挙げた。そして複数の登壇者が名場面として挙げたという第3期の8話は、亡くなった田中一成が最後に烏養繋心を演じたシーン。「バレーは常に上を向くスポーツだ」と烏野メンバーに檄を飛ばす烏養のセリフが印象的なこのシーンについて意見を求められた日野が、涙で声を震わせる場面もあった。
トークコーナーが終わると、新シリーズへのお祝いメッセージとして、菅原孝支役の入野自由、谷地仁花役の諸星すみれ、清水潔子役の名塚佳織、東峰旭役の細谷佳正からのビデオレターを上映。そしてイベント終盤には書き下ろしストーリーの朗読劇が披露された。古川と田丸を中心に、烏野との戦いに敗れた金田一と国見の後日談、竹内と木村を中心に「情熱大陸」に出演する練習をすることにした牛島と天童、村瀬、石川、日野を中心に、春高前の朝練前の出来事が、過去のアニメシーンを交えながら展開された。
朗読劇の後、「ハイキュー!!」の新情報を発表する告知コーナーでは、2020年1月よりスタートするアニメ新シリーズの情報が解禁に。まず新シリーズの新ビジュアルがビジョンに公開されると大きな歓声が上がる。さらに第4期のタイトルが「ハイキュー!! TO THE TOP」に決まったことや、TBS系の“スーパーアニメイズム枠”にて放送されることも伝えられた。また2020年1月22日にリリースされる新作OVA「ハイキュー!! 陸 VS 空(りく たい くう)」のPVが初披露されると、客席からは拍手が巻き起こった。
さらに「ハイキュー!! TO THE TOP」で、影山が参加する全日本ユース強化合宿に登場する新たなキャラクターのビジュアルとキャストが解禁に。鴎台高校の2年生で“現・小さな巨人”と呼ばれる星海光来役を花江夏樹が、そして稲荷崎高校2年生・宮侑役を宮野真守が演じることが発表されると、割れんばかりの歓声が場内に響きわたった。
最後の挨拶で古川は「『ハイキュー!!』は僕らにとっては悔しさの物語。及川さんの『取るに足らないこのプライド、絶対に、覚えておけよ』っていうセリフが好きで。僕らもその気持ちを持っていたいなと」とコメント。また竹内は「ステージに立っていて、皆さんの笑顔や涙がビシビシ伝わってきます。いつまでも色褪せない作品に牛島若利という役で出演できてうれしく思いますし、これからも『ハイキュー!!』の熱い戦いを、心を揺さぶられながら観てもらえたら」と観客に投げかける。
石川は「改めて『ハイキュー!!』は、作画も演出もすべてのクオリティが高い、総合芸術だなと感じることができました。自分が『ハイキュー!!』に何が返せるか考えていきたい。これからも付いてきてください」とアピール。そして村瀬が「『ハイキュー!!』について、いろんな感情がありすぎて。久しぶりに日向として、影山と大地さんと掛け合いさせていただいて、やっぱり大好きな作品だなって。本誌では日向がしんどい展開をしていてハラハラしてますけど、バレーは上を向いてるスポーツなので、僕らも上を向いて生きたい」と思いの丈を言葉にした。最後は会場に集まったファンと共に、おなじみの「お疲れした!」のコールでイベントを締めくくった。
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