作家発信型の電子書籍「AiR」に横山裕一、永井豪ら共鳴
2010年6月17日 17:54 1
瀬名秀明、桜坂洋らを筆頭に作家、研究者、マンガ家、記者など各分野の書き手が集まり、電子書籍の可能性を確かめようと企画されたオリジナル電子書籍「AiR(エア)」。その先行配信版が本日6月17日にリリースされ、マンガ家は
横山裕一は巻頭ビジュアル「横山裕一、豊潤の世界」に登場。イラストや展覧会での作画風景を公開している。また永井豪は人気ライトノベル作家桜坂洋とコラボレーション。永井の名作「デビルマン」を新たな解釈で描く小説「デビルマン魔王再誕」を桜井が書き下ろし、籬讒贓がイラストを担当。永井は監修に携わった。
またモーニング・ツー(講談社)で「クレムリン」を連載中の気鋭カレー沢薫は「IT革命と相撲」を寄稿。相撲の魅力を掘り下げるエッセイに加え、描き下ろしマンガも掲載されている。このほかむらかわみちおがイラストを手がけた瀬名秀明の小説「魔法」や歴史学者本郷和人と堀田純司の対談など豪華な作品群をラインナップ。先行配信版の価格は350円で、Apple App Storeで販売中。iPadかiPhoneで閲覧できる。正式版は7月に発売される予定だ。
さらに刊行を記念して、6月18日に新宿ロフトプラスワンにて瀬名、桜坂など執筆陣が登壇するトークイベント「『AiR』刊行記念!瀬名秀明×桜坂洋 電子書籍やってみました!」が開催。「AiR」刊行に至るまでの舞台裏が明かされる。
「AiR(エア)」コンテンツ(一般書籍40字×16行換算334ページ)
・巻頭グラフ「横山裕一、豊潤の世界」
・小説「デビルマン魔王再誕」永井豪=原作/桜坂洋=小説/籬讒贓=画
・評論「平安デジャブ──抱擁国家、日本の未来」前野隆司(慶應義塾大学大学院SDM研究科教授)
・小説「魔法」瀬名秀明=文/むらかわみちお=画
・エッセイ「背徳の食卓~“やっちゃいました”と言ってみたくて~」岡田有花(ITmedia News)=文・絵
・対談「歴史、政治体制、ロボットアニメ」本郷和人(東京大学史料編纂所准教授)
・評論「『電子書籍が儲からない』は嘘である」中村祐介(エヌプラス代表)
・エッセイ「IT革命と相撲」カレー沢薫=文・漫画
・ノンフィクション「1969 バブル世代に生まれて」堀田純司
トークイベント「『AiR』刊行記念!瀬名秀明×桜坂洋 電子書籍やってみました!」
日程:2010年6月18日(金)
時間:開場18:00、開演19:00
会場:新宿ロフトプラスワン
料金:前売1800円、当日2000円
出演:瀬名秀明、桜坂洋、岡田有花、前野隆司、堀田純司ほか
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