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「プロメア」松山ケンイチと早乙女太一がAJに登場!「俳優×声優の融合に注目」

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左から今石洋之監督、中島かずき、早乙女太一、松山ケンイチ、佐倉綾音、稲田徹。

左から今石洋之監督、中島かずき、早乙女太一、松山ケンイチ、佐倉綾音、稲田徹。

劇場アニメ「プロメア」のステージイベントが、本日3月24日に東京・東京ビッグサイトで催された「AnimeJapan 2019」内にて行われた。

「プロメア」は、XFLAGとTRIGGERがタッグを組んで制作するアニメ作品。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」に続く、今石洋之監督、中島かずき脚本のタッグによる新作だ。イベントではTRIGGERの若林広海プロデューサーも登場し、司会を務めた。まず今石、中島、そしてアイナ・アルデビット役の佐倉綾音、バリス・トラス役の稲田徹が入場。稲田は自身が演じるバリスをイメージし、赤い帽子にヒゲまでが赤い出で立ちで現れ、「色味をちょっと寄せてみました」と笑顔で語る。

続いてサプライズゲストとして、ガロ・ティモス役の松山ケンイチ、リオ・フォーティア役の早乙女太一が呼び込まれると、客席からは大きな歓声が。「AnimeJapan」初参戦の俳優陣だが、松山も早乙女もアニメが好きだといい、松山は「客として来たかったですね、熱気があって。もったいないことをしました(笑)」、早乙女も「(客席の後方に)さまざまなブースが見えてウズウズしちゃいます」とコメントする。

2014年まで放送されていた「キルラキル」が終了して約半年後に始動し、長きにわたって作られてきたという本作。今石監督、中島は口々に「難産だった」と語り、中島はその理由を「お互い(今石と)手のうちがわかっているだけに、新しいものをどう作るか、今まで培ったものをどう出せるか、そのバランスに苦労しました」と説明する。今石監督が「炎というテーマが出てきてからはスムーズだった」と言うも、中島は「いつものように(脚本を)書いちゃ破られ、書いちゃ破られ(笑)、やっといけるなと思ったのが2年前。3年間くらいは難産でしたね」と、過去最高に苦心したという舞台裏を明かした。

中島は劇団☆新感線の座付作家を務めており、キャスティングについて「せっかく劇場版なので、新感線でご一緒した役者さんとやれたらいいなと。松山くん、早乙女くん、そして堺雅人さんにお願いして、第一希望が通った感じです。こうしてAnimeJapanで並んでいるのはおかしな気持ちだけど、そういうのも含めて新しいチャレンジになっていると思う」とコメント。今石監督は「僕のテンポも独特なんですけど(笑)、中島さんのセリフをちゃんと演じるのは、やはり新感線経験者が一番強いなと思っていて。第一希望が通って、普通にやった!と喜んでいました。当然芝居の仕上がりもバッチリで。あとは絵を作るだけ。……まだできてないのかって問題はありますが(笑)」と冗談交じりに語る。

「グレンラガン」「キルラキル」の大ファンだという松山は、「仕事でくじけそうになったときに、『グレンラガン』のクライマックスに勇気をもらいました。その放送時にちょうど、かずきさんと初めて(舞台)『蒼の乱』でご一緒させてもらっていたんです」と述懐。自身が演じるガロについては「熱血バカですが、そうした(今石・中島の)過去作と地続きにあるような、勇気を与えられるキャラクター」と紹介した。

早乙女は新感線の公演中に中島に出演のオファーを受けたといい、「二つ返事で出演を決意しました。このチームに入れることがすごくうれしかったですし、アニメの世界に入るということも、子供の頃からの憧れでした」と感慨深げに語る。今石作品に初参加となる佐倉も、新感線のDVDや松山、早乙女が出演する舞台も観ていたといい、参加できる喜びを表明。そして“今石作品は大きい声を出した人が勝ち”という噂を聞いていたと明かして笑いを誘い、これに稲田が「だから俺がいるんだ(笑)。今回も大きい声出してます」と返していた。

今石・中島作品の常連となる稲田は、「もしこの作品に出られなかったらどんな気持ちで観ればいいのかと思っていました(笑)。絶対嫉妬すると思って、『グレンラガン』も5年くらい観られなかったですからね。『キルラキル』『宇宙パトロールルル子』が終わってからやっと観て、なんて面白いんだって思いました」と、今石作品への思い入れの強さを明かしつつ、「『プロメア』では吉野(裕行)さん、新谷(真弓)さんと共闘していたり。『キルラキル』を好きだった人はニヤリとしてくれるかなと」とアピールした。

俳優陣と声優陣が入り混じってキャスティングされている本作。収録は別々だったというが、本編ラフを観た佐倉は、堺の演技について生々しくも恐ろしく、カッコよかったと絶賛。稲田も「古田新太さんの演技は、威厳もありつつ茶目っ気もあるんですけど、コロッと変わる瞬間が予測できなくて、普通に吹き出しちゃいました。僕らがやると狙ってしまうところをサラッとやってのけていた。この俳優陣と声優陣の融合はとても面白いと思います」と、本日の登壇者の中では声優サイドの仲間である佐倉と顔を見合わせていた。

一方、俳優陣のアフレコについて、松山は「堺さんの幅が広すぎる。休憩中、太一くんと3人で子供の話とかしていたのに、マイクの前に立つと、堺さんすごい顔してるんですよね。さっきのニコニコはどこいったんだ?って(笑)。同じ役者として、見たことがないタイプだったので、すごく勉強になりました」と明かす。また「勇者王ガオガイガー」が好きだったという松山は、本編ラフを観て「(『ガオガイガー』に主演していた檜山修之の)声が出てきて感動した」としみじみ語っていた。

早乙女も堺の叫んだときの迫力がすごかったと振り返り、松山、堺との3人での収録を“誰が一番声が出るか選手権”と表現して笑いを誘う。「堺さんがワーッといったとき、ものすごい迫力で、それに引っ張られたことを覚えています」とアフレコ時の堺について触れると、今石監督も「堺さんは期待していた何倍も上回ってくる。この芝居にどう絵を付けたらいいんだろう、と冷や汗をかきました」と付け加える。これに稲田が「TRIGGERは芝居に合わせて絵を変えてくれますもんね」と言うと、今石監督は「負けず嫌いなんで(笑)」と返していた。

最後に今石監督と松山が挨拶。今石監督は「実はまだ現場は追い込みの真っ最中。残り時間をすべて使って、最高のものを作ろうとがんばっています。劇場でお待ちしています!」と観客にメッセージを贈る。また松山は「『グレンラガン』『キルラキル』と観てきて、まだラフですけども『プロメア』本編を全部観させてもらって、今石さん・かずきさんの作品なんだなって感じましたし、それとはまた違う新しい要素も入ってるので楽しんでほしいです。ガロは熱血バカだけど、大人な部分も持ち合わせている。皆さんも自分の中の大人と子供の部分のバランスをとって生きていると思うんですが、ガロはそれをいいバランスで持っているキャラクター。そういう部分も楽しみにしてもらえたら」とアピールした。映画「プロメア」は、5月24日より全国ロードショー。

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映画「プロメア」

2019年5月24日(金)全国ロードショー

原作:TRIGGER・中島かずき
監督:今石洋之
脚本:中島かずき
キャラクターデザイン:コヤマシゲト
美術監督:久保友孝
色彩設計:垣田由紀子  
3Dディレクター:石川真平
撮影監督:池田新助
編集:植松淳一
音響監督:えびなやすのり
音楽:澤野弘之
タイトルロゴデザイン:市古斉史
アニメーション制作:TRIGGER
3DCG制作:サンジゲン
製作:XFLAG
配給:東宝映像事業部
出演:松山ケンイチ早乙女太一、堺雅人、佐倉綾音、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、小山力也、小清水亜美、楠大典、檜山修之、小西克幸

(c)TRIGGER・中島かずき/XFLAG

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