「薄花少女」は不思議な薬で体だけ少女になった80歳の家政婦・ハッカばあやと、“ぼっちゃま”と呼ばれる主人公の史による共同生活を描く作品。2012年に月刊IKKIで連載をスタートし、雑誌の休刊後は月刊サンデーGX(いずれも小学館)で連載されてきた。
完結にあたり三浦からはコメントが到着。「この最終巻は昨年九月に発行の予定だったのですが、私自身の体調不良があり、また、大雨の被災などでしばらく装幀まわりの作画の見通しが立たなくなってしまい、発行が延期を繰り返すうちに紙媒体では出ないことになり、この電子書籍のみの発売となりました」と説明し、「ハッカばあやを愛してくださった皆様に心から御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました」とファンへ感謝を述べている。
三浦靖冬コメント
こんにちは三浦靖冬です。
「薄花少女」は私の作品の中では一番長く続いた作品ですが、今回でとりあえずひと段落となりました。まだ描きたいお話もあったのですが、それはまた別の機会に…。
この最終巻は昨年九月に発行の予定だったのですが、私自身の体調不良があり、また、大雨の被災などでしばらく装幀まわりの作画の見通しが立たなくなってしまい、発行が延期を繰り返すうちに紙媒体では出ないことになり、この電子書籍のみの発売となりました。書店等に予約して長い間発売を待ってくださっていた方、本当に申し訳ございませんでした。
連載がスタートしてまもなく「IKKI」が休刊になって、「サンデーGX」に移ってトータル六年近く、こんなに作品を続けることができたのは、ひとえに応援してくださった読者の皆様のおかげです。
一年に一冊刊行の単行本を心待ちにして買ってくださり、イベントやサイン会にも遠方からも足を運んでくださったり等々、皆様の力がなければここまで続けることはできなかったと思います。ハッカばあやを愛してくださった皆様に心から御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。
平成最後の三月に。 三浦靖冬。
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「薄花少女」最終5巻が電子版で登場、見た目は少女の“ばあや”との共同生活描く(コメントあり) - コミックナタリー
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