キンプリ新作公開！斉藤壮馬「挫折を乗り越えた先にある最高のジャンプを見届けて」

「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- I プロローグ×ユキノジョウ×タイガ」の公開初日舞台挨拶が、本日3月2日に東京・新宿バルト9にて行われた。

9時の回上映前の舞台挨拶には一条シン役の寺島惇太、太刀花ユキノジョウ役の斉藤壮馬、香賀美タイガ役の畠中祐、十王院カケル役の八代拓、鷹梁ミナト役の五十嵐雅、西園寺レオ役の永塚拓馬、涼野ユウ役の内田雄馬、如月ルヰ役の蒼井翔太が登壇。エーデルローズ生たちが春から新たな生活を始める本作の内容になぞらえて、桜の花で彩られたステージに勢揃いしたキャスト陣に、集まったファンから大きな声で「おめでとう！」と祝福の声が贈られた。

寺島は本作を既に10回観たといい、「超面白いですね！ 内容もセリフも覚えちゃうくらい観たんですけど、全然飽きないです」と太鼓判。内田は「久しぶりなんですけど、相変わらずだなあって（笑）。『これを待ってたんだよ』『キャラクターのこういうところが観たかった』って思えるところがたくさんあると思います」とファンの期待を煽り、八代は「（『KING OF PRISM by PrettyRhythm』公開からの）3年間の感謝を込めた作品になっていると思います。バルト9という思い出の場所からスタートできて本当にうれしいです」と笑顔を見せる。蒼井は「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」の制作が発表された昨年6月のイベント「KING OF PRISM Rose Party 2018」に触れ、「あのライブで劇場版に向けた皆さんのパワーをたくさんいただいたからこそ、今回の素敵な作品ができたんじゃないかと思います」と振り返った。

そして「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- I プロローグ×ユキノジョウ×タイガ」にてスポットが当たるのが斉藤演じるユキノジョウと、畠中演じるタイガだ。斉藤が「今まで描かれていなかったキャラクターのバックグラウンドや内面が深堀りされていて、改めて前作を観ても『このシーンはこういう思いが込められていたんだ』って楽しんでいただけると思います」と話すと、八代も「死ぬほど泣きました、僕。観ていただければわかると思います」と続ける。斉藤は、「我々はプリズムのきらめきをみなさまにお届けすることを目標にシリーズ通して励んできたんですが、誰もが最初から輝けるわけではないと思います。ジャンプするためには1回屈まなければいけない。その苦しみや挫折を乗り越えた先でキャラクターが飛ぶ最高のジャンプを、見届けていただければ」と語りかけた。

畠中は「何よりも歌、プリズムショーがヤバいです！ 2人とも激アツでした」と力説。司会者から「タイガの過去も描かれますよね」と投げかけられると、畠中は「ネタバレになるんで言えないですけど、まああの人との出会いも……」と答え、「それもう言ってるよ！」と全員から総ツッコミを受ける。ここで本作の感想を聞かれた永塚は、「今回はやっぱり“Shiny Seven Stars”ということで、わしら……」と切り出し、「わし!?」とざわめく一同に、「普段一人称“わし”って言ってるので（笑）」と明かして会場を驚かせた。さらにキャスト陣から「取材の人たちも困っちゃうよ！」「もう見出しでしょ。『永塚拓馬、一人称“わし”』（笑）」と口々にツッコミが入る中、永塚は「わしら（笑）新入生の見せ場がたくさんあるので、ぜひ楽しんでいただけるとありがたいです」と呼びかけた。

五十嵐は「この作品は皆さんとともに成長しているし、作品の濃さもそれに伴って変化しているんですよ。皆さんのその声がいっぱい詰まってます。皆さんが主役です！」と熱弁を奮う。また「皆さんに伝えたいことが山ほどあって、『ありがとう』の一言じゃ収まらないけど……」という五十嵐に、客席から「収めてー！」という声が飛び、さながら応援上映のような絶妙な合いの手にキャストが爆笑する一幕も。最後に寺島は「演者もスタッフも一丸となって、最高のジャンプを作品に込めました。僕たちからの“お返し”を受け取っていただければと思います。『キンプリ』からはなかなか逃れられませんから（笑）、今年1年がっつり楽しんでください」と舞台挨拶を締めくくった。

「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- I プロローグ×ユキノジョウ×タイガ」は、4月8日より全12話のTVアニメとして放送される「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」を3話ごと、全4章にまとめた劇場編集版の第1章にあたる作品。高校1年生になったシンをはじめとするエーデルローズ生たちが、エーデルローズを目の敵とするシュワルツローズ総帥・法月仁により提唱された新たな対抗戦「PRISM.1」（プリズムワン）に挑む姿を描く。

※記事初出時、キャスト名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。