3月15日に公開される劇場版「
上映前に行われた舞台挨拶には監督を務める
櫻井は映画化が決定した際「どういう話になるのか想像できなかった」と話し、「僕はやっぱり感動もあり、笑いもありの映画らしい話になればいいなと思っていたんですが、ツボを押さえた素晴らしい作品になっています」と絶賛。松原は映画の尺の長さに悩んだと言い、「皆さんご存知だと思うんですが、『おそ松さん』って始まったら終わるような作品なので(笑)、長い時間楽しんでもらうためにどうするかは考えました」と明かす。藤田は「TVアニメでいろんなパターンのお話を作ってきたので、どれかに寄せるんじゃなく、なんとか全部入れ込めないかなって。だから皆さんの好きなテイストもあれば、嫌いなテイストも入っているかもしれません(笑)」と本作への思いを語った。
主題歌を担当するDream Amiは「すごくうれしいな、光栄だなって気持ちもありましたけど、ファンの皆さんの期待に応えられるかなって不安もあって。これまでで一番(制作に)時間がかかった楽曲でした」とプレッシャーを感じていたことを明かす。続けて「今日までずっと不安はあったんですが、舞台に出る前に袖でお三方が『主題歌すごくいいですね』って言ってくださって。やっと自信を持てました」と笑顔を見せた。
本作では18歳の頃の6つ子が出てくるということで、MCの岩井から「18歳のときの自分を振り返って、どんな声をかけたいか?」という質問が投げかけられる。すると櫻井は「その頃はビジョンもなくだらだら生きてたんですが、18歳で声優になろうと決めたので、『今のままがんばりな』って言いますね」と回答。Dream Amiはフットサルに明け暮れていたというエピソードを披露し、松原は「髪の毛の色について言いたいことがあって……『お前は緑はマジ似合わねえ、すぐやめたほうがいい』」と奇抜なヘアカラーだったことを明かした。「6つ子と同じようにクソモテてなかった」という藤田は、「その悶々とした18歳が、意外とあとで役に立ったというか、結果として仕事になったんですよね。当時の自分はそう言われてもきっと受け入れられないでしょうけど(笑)」と振り返った。
イベント終盤には客席後方の入口から18歳の6つ子たちが登場。それぞれ客席にアピールしながらステージへ向かい、観客からは大きな歓声が上がった。最後に櫻井は「ここにいらっしゃる皆さんはほとんど関係者のようなものだと思っています。世の中をよくしたり世界を救えるような映画ではありませんが、見に来てくれた皆さんを笑顔にできる作品です」と挨拶。松原は「こんな内容のものを劇場まで持ってこられたのは、お客さんのおかげだと本当に思っています」と感謝を述べ、藤田は「同じスタッフで(TVアニメの)50話をずっとやってきた、その総決算のような、自信を持っておすすめできる内容になったと思います。どうぞ楽しんでいってください」と集まったファンに呼びかけた。
なお本イベントでは新情報も発表。6週連続入場者プレゼントの第1弾として全6種類の「描き下ろしコースター(ニートver.)」が用意されることや、本編上映前に週替わりで全6パターンの前説映像が上映されることも明らかにされた。さらに6週連続で舞台挨拶が開催されることも決定。公開初日の3月15日には藤田、松原秀、Dream Amiによる舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーにて行われ、3月17日に千葉・イオンシネマ幕張新都心にて行われる舞台挨拶には櫻井に加え、トド松役の
劇場版「えいがのおそ松さん」
2019年3月15日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:『おそ松くん』
監督:
脚本:松原秀
キャラクターデザイン:浅野直之
アニメーション制作:studioぴえろ
配給:松竹
キャスト
おそ松:
カラ松:中村悠一
チョロ松:神谷浩史
一松:福山潤
十四松:小野大輔
トド松:
トト子:遠藤綾
イヤミ:鈴村健一
チビ太:國立幸
デカパン:上田燿司
ダヨーン:飛田展男
ハタ坊:斎藤桃子
松造:井上和彦
松代:くじら
ほか
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- 「えいがのおそ松さん」公式サイト 2019年3月15日(金) 全国ロードショー
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高月 @ikustakat
もうこの記事で泣いてる。
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