コミックナタリー - マンガのニュースを毎日発信

ミュージカル「封神演義」開幕、太公望役の橋本祥平「個人的な見どころは四不象」

1435

「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」囲み取材の様子。左から申公豹役の大平峻也、妲己役の石田安奈、聞仲役の畠中洋、太公望役の橋本祥平、楊ゼン役の安里勇哉、ナタク役の輝山立、黄天化役の陳内将。

「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」囲み取材の様子。左から申公豹役の大平峻也、妲己役の石田安奈、聞仲役の畠中洋、太公望役の橋本祥平、楊ゼン役の安里勇哉、ナタク役の輝山立、黄天化役の陳内将。

藤崎竜「封神演義」を原作とした「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」が、本日1月13日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕。これに先駆け、去る1月12日に同劇場で囲み取材が行われた。

「封神演義」は同名小説を題材に、道士・太公望とその仲間の戦いを描く物語。本公演では仙人界より「封神計画」を命じられた太公望が楊ゼンやナタクたちと出会い、さらなる仲間を求めて西岐を目指すまでが描かれる。囲み取材には太公望役の橋本祥平、楊ゼン役の安里勇哉、ナタク役の輝山立、黄天化役の陳内将、妲己役の石田安奈、申公豹役の大平峻也、聞仲役の畠中洋が登場した。

自身の役柄を演じるうえで意識したことについて、橋本は「のほほんとしているのか、真面目なのか掴みにくいキャラクター。でも根っこには、安全な世界を作ろうという芯がある」と太公望について語り、「芝居するうえで、普段はあまり先のことを考えずにっていうのがあったのですが、太公望は何手も先を見据えて戦うので、そこを意識しました」と述べた。また「変化の術」の達人である楊ゼンを演じる安里は「変化したときこそ、絶対にセリフをかまかない、ミスらないのを意識しました」と話し、笑いを誘う。

また「宝貝人間」のナタクを演じる輝山は「武器をどう表現するのかが自分の中でも戦いでした。あとは体作り。僕には筋トレのスース(師叔)がいまして(笑)」と隣にいる陣内を見つめ、「あらゆる体作りについて教えてもらった」と笑顔を浮かべる。そんな陣内は「(ほかのキャラクターが)数キロ伸びるムチを使ったり変化したりする中、僕はチャンバラ1本」と黄天化の戦い方を説明しつつ引き締まった身体を見せ、「黄天化が太公望をどう認めて支えていくかが、舞台の全体の見どころのひとつ」とアピールした。

そして金鰲三強の1人・聞仲を演じる畠中は「圧倒的な存在感のあるキャラクター。ゆっくり悠然と動くことを意識しました」とコメント。また申公豹役の大平は「物語を傍観して、物事を見据えている役。稽古中は陣内くんを中心に筋トレが流行ってたんですけど、それも傍観してましたね(笑)」と稽古場の様子を明かす。続く妲己役の石田は「妲己の独特な衣装を着るのは恥ずかしさもあった。でも物語のきっかけを作る大事なキャラ。テンプテーション(誘惑の術)で悪いことを仕掛けたりする小悪魔なので、甘めの香水に変えてみました(笑)」と話すと、橋本から「演出家の吉谷さんが一番(テンプテーションに)かかってました(笑)」という裏話も飛び出した。

舞台の見どころについて、輝山は「『封神演義』の魅力に宝貝(パオペエ)があると思っていて。パオペエ同士の戦いがどう描かれるのか、吉谷さんがいろんな演出の仕方で表現しているので楽しんでほしい」と語ると、安里も人力での演出が多いことを挙げ「アンサンブルが風を起こしたり雷を起こしたり、何から何まで人でやっている。ナタクや四不象の空を飛ぶシーンも、舞台ならではの見せ方になっていると思う」とアピール。さらに陳内も「これだけ演劇の技術が進化している中で、敢えて人力で行う泥臭さ、人間がやってるからこその良さが随所に現れていると思います」と続けた。

最後に、橋本が「個人的な見どころとしては四不象。人形操作なんですけど、本当に生きているかのように、ちゃんと魂の入った四不象も観ていただきたい」と見どころを語り、「『封神演義』という作品は20年前の作品で、座組の中には当時生まれてない人も。いろんな世代に愛されて、根強いファンの方々がいるからこそ今でも続いている。原作ファンの方で舞台は見慣れてないという方にも興味持ってもらえるよう、原作の素晴らしさをお届けしたいですし、知らない人にはこの舞台を観て、続きを原作で読んでみたい思っていただけたら何よりも幸せです」と思いを述べ、会見を締めくくった。「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」は、本日より1月20日まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演。

「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」

会期:2019年1月13日(日)~1月20日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI

スタッフ

原作:藤崎竜(集英社文庫コミック版) 安能務訳「封神演義」より
脚本:丸尾丸一郎
演出:吉谷光太郎
音楽:tak
振付:MAMORU
主催:「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」製作委員会

キャスト

太公望:橋本祥平
楊ゼン:安里勇哉
ナタク:輝山立
黄天化:陳内将
武吉:宮本弘佑
黄飛虎:高松潤
太乙真人:荒木健太朗
四不象(操演):吉原秀幸
妲己:石田安奈
紂王:瀬戸祐介
王魔:青木一馬
高友乾:武藤賢人
申公豹:大平峻也
聞仲:畠中洋
アンサンブル:佐藤優次、澤邊寧央、多田滉、光永蓮、飯嶋あやめ、さいとうえりな、熊田愛里、三宅妃那、町田尚規

※ナタクのナは口へんに那、タクは口へんに託のつくり、楊ゼンのゼンは晋の旧字体に戈が正式表記。

(c)安能務・藤崎竜/集英社 (c)「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」製作委員会

コミックナタリーをフォロー