かねてより吉田監督の大ファンだという奥は「『麦子さんと』と『ばしゃ馬さんとビッグマウス』から監督を知って、『ヒメアノ~ル』でガツッと掴まれ、この監督は日本の監督の中で一番好きだと思いました。好きすぎてDVDを全作買って、“吉田恵輔の棚”作ったくらい(笑)」と熱量をアピール。一方の吉田も「自分が妄想していることがそのまま奥先生のマンガのシーンになっていることがあって。自分だけが危ない妄想してるわけじゃないんだとほっとします。先生が描く女性キャラは大きくわけて2パターンあると思いますが、どちらも自分のタイプ。大好きです」と返す。
本作について、奥は「(コメントの寄稿をする上で)自宅で拝見させていただき、泣きましたね。2回目となる今日は初めてスクリーンで観ましたが、わかっていても泣きました。吉田監督の全作品観た中で、最高傑作!」と賞賛。岩男の母・ツルを演じた
ここでマンガ家と映画監督として、作品を生み出すことについての話題に。吉田が「制作過程で『客観的に見て何々だから、変えたほうがいい』と言われることがよくあるんですが、聞いてみるとその人の“主観“に過ぎないことがほとんど。誰かの”主観“に振り回されて失敗するより、自分の”主観”で作ってそれで人がついて来ないほうが納得がいく。自分の仕事がなくなるだけなので」と信念を語ると、奥も「僕も読者のため、とかではなくもう1人いる自分が面白がるものを、と思って描いています」と同調した。
最後にMCから「自身のマンガを吉田に実写化してもらえるなら、どの作品がいいか?」と質問された奥は、「どの作品でも、企画が立ち上がるなら是非やってほしい!」とコメント。それを受けた吉田は「(奥の作品を実写化するには)CGのやり方を覚えないといけないからそこは自信がないけど、やってみたい(笑)」と意欲をみせ、イベントは幕を閉じた。
なおナタリーでは、「愛しのアイリーン」の特集記事を展開中。コミックナタリーでは新井が歴代の著作をじっくり振り返るロングインタビューを、映画ナタリーでは吉田監督と映画で主人公・岩男役を務めた安田顕の対談、ツル役の木野花へのインタビューを掲載している。関連する特集・インタビュー
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