イベントには犬屋敷壱郎役の
映画に主演するのは16年ぶりだという木梨は、「ジジイの役をやりました、ジジイでございます」と挨拶。犬屋敷役が決まった際のエピソードを「マンガは読んでいなかったんですが、子供たちに「いぬやしき」やるの?って言われたりして。読んだら引き込まれていきました。犬屋敷さんは50代後半なんですが、自分もこの年代でよかった。全国のじじい選抜から選手に選ばれたような気持ちです」と振り返る。また木梨は同い年だという中井貴一が、本作を犬の映画だと思っているという話題を挙げ、「昨日もちょうど会ったら、『犬の映画できたの?』って言われて。まだこの作品の存在を知らないようなので、早く観せたいです」と語った。
一方で以前から原作を知っていたという佐藤健は、獅子神に魅力を感じていたと説明する。しかし獅子神が高校生であることから、「実写化されたとしても(演じるのは)自分ではないだろうと思っていたんです。そこにオファーをいただけたのでびっくりしましたが、『高校生役はそろそろ厳しいんじゃないか』という話をされるとぐうの音も出ないです(笑)。獅子神が一気に10歳老けたと思って観ていただければ」と自虐的にコメントした。
また木梨の演技について佐藤は「お笑いの要素を出してこられるのかと思っていたんですが、そういう部分が一切なく。何十年も俳優として生きてきた方のような佇まいで、モーガン・フリーマンかと思いました」と絶賛。この発言を受け、木梨は「あとで5000円あげるから」と笑顔を見せた。
アニメ版にも安堂役で出演し、「いぬやしき」の大ファンでもあるという本郷は、佐藤健の獅子神について「まさに獅子神皓。マンガから飛び出してきたかのようです。先ほど『高校生役、大丈夫かな』とおっしゃっていましたけど、高校生でした!日本で『いぬやしき』を作るなら(獅子神)は健さんしかいないなと思いましたよ」とべた褒めする。佐藤健は「止めてくれ」と照れながらも、「5000円あげます!」と木梨の発言を引用して返した。
また本作について佐藤信介監督は「今回は、CGで人間を作ろうというのをやっているんです」とポイントを挙げると、木梨は「自分で観ても、CGか僕がやったのかの境目がわからない。俺いい演技してるなあと思ったらCGでした(笑)」とおどけてみせる。佐藤健も「もし続編があったら、我々は稼働しなくても完成しますね」と続けて会場を笑わせた。「いぬやしき」は、4月20日より全国ロードショー。
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