本作は沼田まほかるによる同名小説のコミカライズ。恋人の失踪、母の交通事故死と、相次いで不幸に見舞われている青年・亮介が、末期がんを患う父が1人で暮らす実家の押し入れで“殺人鬼の告白文”のようなノートを見つけたことから物語が動き出す。Jourすてきな主婦たち(双葉社)で連載された。
なお
亜月亮コメント
自分の好きなジャンルだからか、原作小説を読みながら自然にエピソードごとの情景や登場人物のイメージが次々と浮かんできて、楽しいお仕事でした。小説の読者の皆さんのイメージとずれてなければいいのですが…。原作小説のエピソードを全て描くと漫画としては長くなりすぎる気がしたので、少し登場人物を削ってギュッ!と内容を圧縮させていただきました。代わりに主要人物の心情等はなるべく原作の流れに忠実に描くよう心がけたつもりです。