ドラマ「弱虫ペダル」植田圭輔が新・御堂筋役の守屋光治を「やばい！」と絶賛

渡辺航原作による実写ドラマ「弱虫ペダル」の壮行会イベントが、本日5月14日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催され、小越勇輝、木村達成、深澤大河、郷本直也、友常勇気、馬場良馬、滝川英治、木戸邑弥、青木空夢、植田圭輔が登壇した。コミックナタリーでは、14時から行われた第1回壮行会イベントの様子をレポートする。

最初に司会としてステージに元気よく現れたのは、ドラマのみならず舞台「弱虫ペダル」でも手嶋純太役と青八木一役をそれぞれ務める鯨井康介と八島諒。軽快なトークと鋭いツッコミで場を盛り上げる鯨井と、ニコニコしながらアシストする八島という“チーム2人”さながらの仲のよさを、約5700件の応募の中から選ばれた観客に見せつけた。

鯨井の呼びかけに応え、キャストたちが次々と現れる。金城真護役の郷本が巻島のセリフ「ショ」を使ってしまい、出番を待っていた巻島裕介役の馬場がツッコミに出てきてしまったり、後ほど大々的に発表されるはずだったキービジュアルが行き違いでスクリーンに映し出され、鯨井が観客に「後でもう一度発表するから、さも初めて見たかのように『おー！』と」と反響を要求したりと波乱含みの展開に、観客の笑いは絶えなかった。

このイベントにて、ドラマ「弱虫ペダル」続編のタイトルと放送日程が明らかに。「弱虫ペダル Season2」とタイトルが発表されると、キャストたちは「おおお？」と微妙な反応。鯨井は「海外ドラマとかの影響で、2作目は『Season2』ってなるんじゃないかなと思うじゃないですか。そのまんまです！」とキッパリと言い、さらに「『Season2』が人気だったら、『Season3』が制作されて、俺ら（チーム2人）が活躍できる」と意気込んだ。

全7話で放送された第1作とは異なり、前後編構成の「Season2」では前編が全7話、後編が全6話と合計13話がオンエアされる。本日の登壇者の中では郷本、馬場、福富寿一役の滝川以外のメンバーはすでにクランクインしているとのこと。鳴子章吉役の深澤が「（放送話数が）前作の2倍だから……走る量も？」と呟くと、小野田坂道役の小越は「2倍どころじゃないよ」、真波山岳役の植田は「2日間の撮影でもう100km走ってます」と語り、ハードな撮影になっていることを明かす。また鯨井が「勇輝、カッコよくなった？」と水を向けると、小越は「スポーツ感を出すために、髪型を軽くしました。前回はオタク感が強かった」と新しい髪型をアピール。それを受けて植田も「僕もウィッグを新調しまして」と話題に乗った。

ここで、サプライズとして御堂筋翔役の守屋光治、待宮栄吉役の山本侑平が登場。先日発表されたばかりの新キャストである2人の登壇に、観客から温かい拍手が起こった。もともと原作マンガ「弱虫ペダル」を読んでいたという守屋は「御堂筋翔役ということで、緊張しています。プレッシャーが……」と御堂筋らしからぬ控えめな回答。しかし、一緒にロケをしたという植田が「やばいっすよ！ めっちゃいいです！ めっちゃハードル上げときます！」と守屋の御堂筋を褒め称えると、守屋は戸惑いつつも笑顔を見せた。山本は舞台版に引き続き、待宮を演じることについて「ドラマの話を聞いたとき、びっくりした」と心境を明かし、「もう撮影にも入ってます。いきなり、3日目の荒北とのあのシーンから。いきなりすぎて、全然心の準備ができなくて、前日に震えてました（笑）」と冗談めかし、方言指導も受けていることを明かした。

そして「正解を狙え!!!チーム対抗インスピレーションクイズ」のコーナーに突入。くじ引きにより、レッドチームが山本をキャプテンに郷本、友常、馬場、ブルーチームが植田をキャプテンに小越、滝川、青木、ホワイトチームが守屋をキャプテンに木村、深澤、木戸の3チームに分かれ、クイズに臨んだ。チームで1つの回答を導き出すクイズ第1弾ではレッドとホワイトの2チームのネタ回答を尻目に、植田率いるブルーチームが真面目に答えて点を稼ぐ。しかし、それぞれが回答するクイズ第2弾で、レッドチームが高得点を叩き出すファインプレーで1位に。続いて大縄跳びを飛べた回数を競うフィジカルなチーム戦では、レッドチームが9回、ブルーチームが1回と散々な結果の中、ホワイトチームが52回を飛び優勝した。滝川が開始直後につまづき、1回しか飛べずに最下位が決定したブルーチームには、苦さで知られるセンブリ茶を一気飲みする罰ゲームが課せられた。

最後の挨拶で小越は「前作でいろんな思いを背負いながら始まったんですけど、本当にたくさんの方が観てくださって、応援してくださって。その声があって、『Season2』が決まりました。前回以上にプレッシャーがあります。今回は総北だけでなく、箱学、京伏、呉南とたくさんのチームが出てきて、インターハイで熱い戦いが繰り広げられます」と語り、「今日は和気あいあいとした空気を伝えられたと思います。こんな現場です、というのがわかってもらえたかと」と、楽しく撮影していることを伝える。また「いい意味で、皆さんの期待を裏切る作品を作りたい」と意気込み、イベントを締めくくった。