「いばらの王」劇場アニメがシッチェス映画祭に出品

岩原裕二「いばらの王」を原作とした劇場版アニメ「いばらの王 -King of Thorn-（仮）」が、10月2日からスペインで開催される第42回シッチェス・カタロニア国際映画祭のアニメーション部門に選出された。これが世界初の上映となる。

1968年に創設されたシッチェス・カタロニア国際映画祭は、スペインのシッチェスで毎年10月に開催されているファンタジー映画祭。近年では多くの日本アニメ作品が賞を獲得しており、2005年に大友克洋監督の「スチームボーイ」がアニメーション部門長編作品グランプリを、2006年に細田守監督の「時をかける少女」がアニメーション部門特別賞を、2008年に押井守監督の「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」が批評家連盟賞を受賞している。

またアニメの制作スタッフも正式に発表された。監督は片山一良、脚本は山口宏と片山、キャラクターデザインは松原秀典、モンスターデザインは安藤賢司、メカニックデザインは山根公利が務める。アニメーション制作はサンライズ、配給は角川映画。