京都の老舗出版社である阿吽社の監修・協力のもと、月刊!スピリッツ(小学館)にて連載されている「阿・吽」。平安時代に生きた2人の偉大な僧侶、最澄と空海の生き様を描いていく意欲作だ。2巻では山ごもりを続ける最澄の身に、ある大事件が起こる。
2巻の帯には
「阿・吽」2巻コメント
山岸凉子(『日出処の天子』『テレプシコーラ』)
1集の1話目から「わぁ、すごい」と感じました。のって描かれているし、
いろいろな知識を、本当に自分のものにされている。
この作品には熱がありますね。熱が読者をひきつけるのだと思います。
末次由紀(『ちはやふる』)
今回の真里先生は押し殺した美しさ。自然物を描く愛情と
そこに乗せられる人間の業が、絵と言葉の魂となって向かってきます。
戦慄しながら読んでしまいます。
島本理生(小説家)
どんな言葉でも語りつくせない男たちの運命と葛藤を、おかざき真里さんの漫画は数ページで魅せてくれる。
追いつけないと知りながらも最澄を追い求める弟子のように、私も彼らから目が離せない。
ゆうきまさみ(『白暮のクロニクル』『でぃす×こみ』)
いまどき歴史物など描こうとすれば、時代的思想も含めた人物造形から背景美術の創造まで、ものすごいエネルギーが必要です。おかざき真里さんはそのエネルギーをどうやって調達したのでしょう。この作品は、その迸る熱量が横溢し漫画表現の高みとなって、現在最も(いい意味で)気持ちの悪い漫画のひとつとして、この世に現れました。ああ、見習いたい見習いたい(無理だけど)。
金城一紀(小説家、脚本家)
こんなに圧倒的な迫力の漫画に巡り会えたのは久しぶりです。画は3Dのように目に飛び込んでくるし、ストーリーは矢のように胸に突き刺さってきます。漫画を読む楽しみが本当はどんなものなのかを、ぜひ味わってみてください。
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リンク
- 作品詳細『阿・吽』 | ビッグコミックスピリッツ公式サイト -スピネット-
- 試し読み - 「阿・吽 1」 | ビッグ コミックス | 小学館
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末次由紀 @yuyu2000_0908
おかざき真里先生の最新刊『阿・吽』 2巻が発売されています。推薦文を僭越ながら書かせて頂いたんですが、ほんとに読んだほうがいいし読まないと伝わらないし読まないともったいないです。ためいきしかしばらく出なくなるけど!ぜひ。 http://t.co/1n92qe2Cgn