貴家悠・
イベントの司会を務めるたかはし智秋がステージに登壇し、「テラフォーマーと言えば何だと思いますか?」と質問すると、客席からは「じょうじ」との声が上がる。するとたかはしが「『じょうじ』と言えば、声優界にも(この方が)いらっしゃいます」と呼びかけ、中田譲治がテラフォーマーのモノマネをしながら登場した。
この日はアニメのキャストが発表されることもあり、中田は「僕が(テラフォーマーを)やらないと。じゃなきゃ、なんでここにいるんですか」と期待を煽る。しかしたかはしは、中田がテラフォーマー役を演じることに半信半疑の様子。中田の「『TERRAFORMARS』で僕が演じるのはこの役です!」の掛け声とともに、スクリーンにアレクサンドル・G・ニュートンの名前が映しだされると、たかはしは「ほら、言ったじゃん」と観客を見回した。
その後原作者の貴家、アニメの制作を務めるLIDENFILMSのプロデューサーもステージに登場。中田のほか、木内秀信が小町小吉役、杉田智和が蛭間一郎役でアニメに出演することなどが発表され、会場は大きな歓声に包まれた。
また貴家は「テラフォーマーズ」の連載前は、ラグビーマンガやヤンキーマンガを執筆していたと語り「担当編集に、潜水艦か宇宙船か火星のマンガをと言われてこの話を描いたんです」と当時を振り返る。テラフォーマーが話す「じょうじ」という言語の意味を問われると「最初に火星に行った宇宙飛行士の名前がジョージなんです。(テラフォーマーと出会ったとき)一緒に宇宙船に搭乗していた仲間がジョージの名前を叫ぶのを聞いて、奴らが学習したというのが公式設定で」「まあ実際は、僕が描いたネームの文字が下手すぎて(担当編集が)『じょうじ』と読んだのが始まりです」と告白。今後の展開については「(人間とテラフォーマーが)和解するというエンドはいまのところ考えてないですね」と語った。
アニメ「TERRAFORMARS」は単行本1巻にあたる「バグズ2号編」をOVA、2巻からスタートする「アネックス1号編」をTVアニメとして制作。「バグズ2号編」には木内、杉田、中田のほか川澄綾子、小山力也、水樹奈々らが出演する。
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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com
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