久保ミツロウ、“作者のポテンシャル出る”音楽マンガ語る

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久保ミツロウが本日4月18日、東京・BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿にて開催されたトークイベントに登場した。このイベントは音楽をテーマにしたマンガを紹介する「音楽マンガガイドブック 音楽マンガを聴き尽くせ」の刊行を記念したもの。久保のほか同書の監修を務めた松永良平、ミュージシャンの澤部渡(スカート)が出演した。

久保ミツロウ

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音楽マンガは「作者のポテンシャルが出やすいジャンル」だと語る久保。「私は楽器をやったことがないから、絶対バンドマンガは描けないと思ってたんです。(読者に)音楽を知ってる人が多いとツッコミが絶対入っちゃうし。楽器を持ってたり演奏できたりする人が音楽マンガを描いてると、嫉妬していました」と、音楽好きならではのジレンマを明かす。

また最初に音楽マンガと意識して読んだ作品を問われると藤田貴美の「EXIT」を挙げ、「BOOWY(2つ目のOは/付きが正式表記)をモデルにした作品なんですよね。単行本の1/4スペースに先生の好きなミュージシャンがたくさん書いてあって、これは誰なんだろう?とか考えるのが楽しかった」「ギターとボーカルが、女もドン引くくらいの関係性を見せてくれるのがよかったです」と回想した。

また「音楽マンガガイドブック」にて紹介されている吉田まゆみ「くしゃみ3回」は久保がアシスタントを務めた作品だといい、「私が描いた背景とかが見れますよ」という裏話も披露。「吉田さんはユーミン(松任谷由実)と仲良くしてて一緒にハワイ旅行行ったりもしてたんですよ。そういう取材力がマンガに生きてると思います」と意外なエピソードも明かした。

一方「自分は絵が描けないけど、(作曲において)マンガを描く精神を自分の中に取り込めたらと思っている」というミュージシャンの澤部。「マンガにおけるストーリーがメロディだとしたら、コマ割りをするようにコードチェンジをしたいんです。バシッと聴かせたい部分は、見せゴマを作るようにしたい」と持論を語る。これには久保も「そのメソッド超いい!私もそういう感じで曲が作れたらなあ」と感嘆した様子。

最後に久保が「バンドマンって『アイデン&ティティ』みたいに女食ってるの?」と問うと澤部が「僕の周りは極端にクリーンですね!」と答え、会場の笑いを誘った。このほか「マカロニほうれん荘」「部長 島耕作」「ピューと吹く!ジャガー」「俺と悪魔のブルーズ」など「音楽マンガガイドブック」に掲載されているタイトルを中心にさまざまな話題が飛び出し、音楽、マンガそれぞれへの愛を存分に語り合う一夜となった。

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