音楽マンガは「作者のポテンシャルが出やすいジャンル」だと語る久保。「私は楽器をやったことがないから、絶対バンドマンガは描けないと思ってたんです。(読者に)音楽を知ってる人が多いとツッコミが絶対入っちゃうし。楽器を持ってたり演奏できたりする人が音楽マンガを描いてると、嫉妬していました」と、音楽好きならではのジレンマを明かす。
また最初に音楽マンガと意識して読んだ作品を問われると
また「音楽マンガガイドブック」にて紹介されている
一方「自分は絵が描けないけど、(作曲において)マンガを描く精神を自分の中に取り込めたらと思っている」というミュージシャンの澤部。「マンガにおけるストーリーがメロディだとしたら、コマ割りをするようにコードチェンジをしたいんです。バシッと聴かせたい部分は、見せゴマを作るようにしたい」と持論を語る。これには久保も「そのメソッド超いい!私もそういう感じで曲が作れたらなあ」と感嘆した様子。
最後に久保が「バンドマンって『アイデン&ティティ』みたいに女食ってるの?」と問うと澤部が「僕の周りは極端にクリーンですね!」と答え、会場の笑いを誘った。このほか「マカロニほうれん荘」「部長 島耕作」「ピューと吹く!ジャガー」「俺と悪魔のブルーズ」など「音楽マンガガイドブック」に掲載されているタイトルを中心にさまざまな話題が飛び出し、音楽、マンガそれぞれへの愛を存分に語り合う一夜となった。
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大沖 @daioki
コミックナタリー - 久保ミツロウ、“作者のポテンシャル出る”音楽マンガ語る http://t.co/eA6j5soR2v スカート澤部氏だ