収容所で夫婦の身に何が起きたのか？ 劇団昴「ポーランドの人形遣い」

劇団昴「ポーランドの人形遣い」が、11月9日から26日に東京・Pit昴で上演される。

本作は、昨年2016年に死去したジル・セガールの戯曲。舞台は1950年のドイツ・ベルリン。かつてポーランド・ワルシャワで人形劇団を主宰していた男は、手製の人形を妻に見立て屋根裏部屋に1人、閉じこもっている。周りから戦争は終わったと説得されても、聞く耳を持たない。果たして、彼と新婚の妻が隔離されていたナチスの強制収容所で、何があったのか……。

ユダヤ系家族の下に生まれ、ナチス支配下のルーマニアから解放直後にパリ移った作家の体験が、主人公・フィンケルバウムに投影される。主演は中西陽介が務める。チケットは10月2日に発売。