「イケメン戦国」第2弾、原嶋元久の毛利元就と小笠原健の信長が激闘

「『イケメン戦国 THE STAGE』～織田軍 VS “海賊”毛利元就編～」が、本日8月30日に東京・博品館劇場にて開幕。これに先がけて公開ゲネプロが行われた。

本作はCYBIRDの恋愛シミュレーションゲーム「イケメン戦国◆時をかける恋」を原作とした舞台の第2弾。脚本・演出を宮城陽亮が手がけ、原作とは異なったストーリーが展開される。京都を旅行中に雷に打たれた水崎舞は、本能寺の変の真っ只中にタイムスリップ。炎に包まれる本能寺から織田信長を救ったことで、信長に気に入られた舞は、そのまま彼の城に世話役として仕えることになる。信長の配下である豊臣秀吉や明智光秀たちに囲まれて暮らし始めた舞は、天下統一を目指す武将たちの戦いに巻き込まれていく。

シリーズ初参加となった原嶋元久は、誰にも心を許さない毛利元就が、次第に舞に惹かれていく様を繊細に表現。初演に引き続き信長を演じる小笠原健は、“顎クイ”など、プライドの高い“俺様キャラ”ならではの仕草で大胆に舞に迫った。橋本全一は単独行動を好む明智光秀をミステリアスな色気で魅せ、米原幸佑は豪胆で破天荒な性格の伊達政宗を好演した。

石田三成役の天野眞隆、徳川家康役の杉山真宏、豊臣秀吉役の緑川睦らは前作から続投。彼らは信長に仕えながらも舞に好意を寄せ、それぞれにアプローチしていく。また早乙女じょうじは、舞と同じく現代からタイムスリップし、忍者となった猿飛佐助をコミカルに演じ、早乃香織は各武将たちからアタックを受けつつ、献身的に世話役を務める舞を愛情を込めて演じた。

劇中では、殺陣やアクロバットを織り交ぜたバトルがスピーディに繰り広げられる。鷹松宏一演じる顕如らと戦う織田軍の活躍と絆の物語が展開され、客席通路までキャストが降りる演出が臨場感を高めた。上演時間は約2時間を予定。公演は9月3日まで。