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ステージ総勢188名!水樹奈々、豪華絢爛フルオケライブ

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1月19、20日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにて、水樹奈々のフルオーケストラライブ「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS II-」が開催された。

水樹がフルオーケストラを従えてライブを行うのは、2011年1月の神奈川・横浜アリーナ公演「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2011 -ORCHESTRA-」以来2度目。初日は98名、2日目には102名ものオーケストラをバックに、壮大なパフォーマンスが繰り広げられた。前回と同様に藤野浩一の指揮のもと、演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団が担当。コンサートマスターはCrustaceaとしても活躍する室屋光一郎が務めた。さらに通常のライブでバックを務める「Cherry Boys」や、77名の「グレーススペシャルコーラス隊」も加わり、ステージ上は最大で188名に。人気曲の数々がこの日限りの豪華絢爛なアレンジで披露された。

1月20日のライブ2日目は、本日1月21日に誕生日を迎えた水樹にとって32歳最後のステージ。開演時間になり、オーケストラのチューニング音が静かに響き渡ると、約2万7000人が動員された客席は一斉に青いペンライトで染まった。オーケストラはスクリーンに映されるオリジナルのアニメーションに合わせ、チャイコフスキー「くるみ割り人形」より「花のワルツ」を演奏する。そして直径13mの巨大なシャンデリアが天井に吊り上げられると、中からは高さおよそ10mの塔の上に立った水樹が登場。ライブは「残光のガイア」で幕を開けた。

水樹の熱烈なオファーにより今回もタクトを振ることになった藤野は「奈々ちゃんはリハのときから一切歌詞を見ない。つまり完璧に覚えてるんです。私が『S.C. NANA NET』(水樹奈々ファンクラブ)に入会したのはそれがきっかけです(笑)」と水樹の音楽に向き合う真摯な姿勢を絶賛。随所にユーモアを交えたMCで「今日はオーケストラコンサートだけど、いつもと同じようにハジケていってね!」と観客に呼びかけた。また水樹が「明日で3度目のゾロ目を迎えます」と自身の誕生日について話すと、藤野と神奈川フィルは「Happy Birthday」の演奏で祝福。ステージ上には人気曲「ETERNAL BLAZE」の譜面が描かれたバースデーケーキが用意された。

ライブ中盤、グレーススペシャルコーラス隊77名を加えての「アヴァロンの王冠」では、水樹が巨大な馬車「お奈々キャップ -GRACE FORM-」に乗ってメインステージから客席中央のセンターステージまで大移動。これは2010年のライブツアー「NANA MIZUKI LIVE ACADEMY 2010」横浜アリーナ公演に登場したユニコーンをバージョンアップしたもの。移動したセンターステージではCherry Boysによるアコースティックアレンジで「好き!」「deep sea」「ダーリンプラスティック」の3曲が歌われた。水樹が再び馬車に乗り込みメインステージへと戻ると、ここからは怒濤の後半戦へ。

Cherry Boysのダイナミックな演奏と神奈川フィル、グレーススペシャルコーラス隊が一体となった「Pray」「奇跡のメロディア」「恋の抑止力 -type EXCITER-」では、2万7000人の大歓声も交わり会場全体が熱狂の渦に包まれた。水樹は「最高に幸せな気持ちでいっぱいです。……だから次の一言は言いたくないなあ。ずっとこの夢みたいな時間が続けばいいのにー」とラストナンバーの紹介を渋る。そして「前回の『LIVE GRACE』は私にとって衝撃的なライブで、自分の殻を破る大きなきっかけになりました。2年という短いスパンで再び開催できたのは、ずっと信じてくれた皆さんの愛のパワーのおかげです」と観客や演者、関係者に感謝の思いを伝え、「最後は全身全霊、全力全開で歌います。私の最大級の愛を受け止めてください!」と叫び、「BRIGHT STREAM」を熱唱した。

アンコールの声を受け再び登場した水樹は「ここでお知らせしたいことがあります」と2つのビッグニュースを報告した。まず1つは、今回のライブの模様が今春Blu-ray / DVDで映像化されること。そしてもう1つは夏に開催される全国ツアーの情報だ。ツアーの開催地や日程は後日アナウンスされるが、ツアー初日は7月7日の“奈々”の日、彼女の故郷である愛媛の愛媛県武道館で幕を開けることが水樹本人より発表された。またライブBlu-ray / DVDにはこの日のステージに加え、昨年の全国ツアー「NANA MIZUKI LIVE UNION 2012」の最終戦となった千葉・QVCマリンフィールド公演の模様も収められるとのことなので、ファンはこちらも楽しみにしておこう。

アンコールは「innocent starter」「ETERNAL BLAZE」の2曲で盛大に幕を下ろしたが、観客の「奈々!」コールは鳴り止まない。この声を受け1人でステージに戻ってきた水樹は、ラテン系の民族音楽で多用されるハープ、アルパを抱え、自ら作詞作曲を手がけた「夢の続き」の弾き語りを披露。感極まり涙する水樹の姿に、観客からは盛大な拍手が送られた。

2013年1月20日(日)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS II-」セットリスト

オープニング:チャイコフスキー「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
01. 残光のガイア
02. SCARLET KNIGHT
03. ジュリエット
04. リプレイマシン -custom-
05. 理想論
06. Lovely Fruit
07. 星屑シンフォニー
SHORT MOVIE ~DISCOTHEQUE~
08. アヴァロンの王冠
09. 好き!
10. deep sea
11. ダーリンプラスティック
12. TRANSMIGRATION
ホルスト「惑星」より “ジュピター”
13. BRAVE PHOENIX
14. Pray
15. 奇跡のメロディア
16. 恋の抑止力 -type EXCITER-
17. BRIGHT STREAM

<アンコール1>
18. innocent starter
19. ETERNAL BLAZE

<アンコール2>
20. 夢の続き

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