Salyu、ツアーファイナルで小林武史とともに新曲披露

Salyuが全国ツアー「Salyu Tour 2010 MAIDEN VOYAGE」の追加最終公演を、5月15日に昭和女子大学人見記念講堂で開催。アンコールでサプライズゲストとして登場したプロデューサーの小林武史とともに、新曲「LIFE」を初披露した。

処女航海を意味する最新アルバムのタイトル「MAIDEN VOYAGE」にちなみ、この日のライブはセットリスト、舞台装置、映像照明を含め旅をテーマに展開。本編では「コルテオ ～行列～」「新しいYES」「to U」などが披露され、Salyuのたおやかな歌声が荘厳なホールに響きわたる。

しかし、アンコールでは本編で漂っていた厳かな空気を一変。総立ちのオーディエンスが手拍子をする中で「風に乗る船」などを歌い上げた。さらにアンコールも佳境に入ると、Salyuが「今日はファイナルということでもう1人みなさんにご紹介したい人がいます！」とアナウンス。その言葉に続いてプロデューサーの小林武史が登場すると、大きな歓声と拍手があがった。

小林は「ツアーファイナルということで、何を演奏しようか迷ったのですが、難易度の高い曲を選んでしまいました。みんな時間のない中でがんばってもらい、今日演奏できます。それは新曲です。まだ完成前なので、スタジオライブのような制作過程を見ていただくつもりで聴いてください」と語ると、その言葉を受けSalyuが「聴いてください『LIFE』！」と叫ぶ。そしてブラスの音色がイントロを飾る、爽快感たっぷりのナンバーが演奏され、ライブのクライマックスを盛り上げた。

なお新曲「LIFE」は小林武史が作詞、作曲、プロデュースを担当。夏のリリースを予定しており、詳細は追って発表される。