CUBERS、5人それぞれが個性を発揮したワンマン大成功

CUBERSが11月5日に東京・WWWにてワンマンライブ「ワンマンライブ ～今年EP2枚リリースしたのに、大きなワンマンしてないよね？～」を実施した。

定刻を迎え、ステージ上がバックライトに照らされてメンバーのシルエットが浮かび上がると、会場内はファンの歓声に包まれる。CUBERSの5人が10月にリリースした音源「マゼンタ」のリード曲「君に願いを」を歌い始めると、フロアではグループのイメージカラーである青と赤のペンライトの光が揺れる。さらに5人は「Mr.COOL!!」「PINK」を立て続けに披露し、会場内のテンションを一気に引き上げていった。各メンバー分、5パターンの振付がある「ボクラチューン!!」では、ライブ前に実施されていた投票により“優ver”の振付で5人がパフォーマンス。その後は「Forever」といったミディアムテンポのバラードからロックナンバー「NANDE」につなげるなど、緩急を付けたセットリストでファンを魅了していった。

ステージ上のスクリーンに「5人の気持ちは揃うのか？阿吽の呼吸で待ち合わせゲーム」と題した街ロケ映像が上映されたあとには、メンバーのソロコーナーへ。トップバッターの綾介は Fingazz「Winning」に合わせてポッピンダンスを披露し、会場を沸かす。幼少期から少林寺拳法を習っていたTAKAは道着姿で瓦割りに挑戦。怪我のため利き腕とは逆の左手での挑戦となったが、見事用意された5枚の瓦すべてを割った。ハロー！プロジェクトファンを公言している末吉9太郎はモーニング娘。「ザ☆ピ～ス！」のダンスをソロで踊りきり、フロアの喝さいをさらう。最年少の優は円周率100桁の暗唱を披露。普段のライブとは異なる緊張感の中、彼は間違うことなく100桁をそらんじてみせた。ソロコーナーのラストを務めた春斗はスティーヴィー・ワンダー「I Just Called To Say I Love You」を歌唱。グループを牽引する歌唱力を存分に見せつけた。

ライブ後半、CUBERS全員がステージにそろうとバックバンドの演奏に合わせ新曲「いつか忘れられるさ」をライブで初披露。5人は声を重ねて心地よいハーモニーを会場内に響かせた。今年4月にリリースされた音源「シアン」の衣装に着替えたメンバーは「神様は忙しい」「Bi'Bi'Bi'」といったライブの定番曲をたたみかけて、会場内をヒートアップさせる。「STAND BY YOU」ではメンバーがステージから降り、ファンとハイタッチを交わしながら歌声を届けていた。ライブ終盤、TAKAは「いつも僕らはライブの最後に、いつかこの5人で武道館、味の素スタジアムに立ちたい！と話してます。もしもこのメンバー、誰か1人でも欠けたときはもうCUBERSではないと思っています。そのくらいの覚悟を胸にがんばってます」と力強く語った。春斗の「そんな僕らの未来がいっぱい詰まった曲を最後にお届けします」というMCから繰り出されたのは「Circus」。5人は笑顔で歌と踊りをオーディエンスに届け、本編の幕を閉じた。

アンコールではファンが大きな横断幕とフェイスタオルを広げ、ステージに再登場したメンバーを驚かせる。CDデビュー曲「SHY」、ステッキを使った振付が繰り広げられる「New days」といった楽曲が披露されると、ライブは大詰めへ。最後は春斗による「ちょっぴり季節は早いですが、今年も12月にたくさん歌うであろうこの曲を！」と言う曲振りからクリスマスソング「ホワイトスノー」を歌い始める。5人はサンタクロースの帽子を被り、ひと足早いクリスマスムードを演出。会場中が笑顔に包まれる中、約2時間40分にわたるワンマンライブはフィナーレを迎えた。