ももクロ有安杏果、歌と楽器で“ココロノセンリツ”届けた東名阪ツアーファイナル

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有安杏果ももいろクローバーZ)が昨日7月20日に東京・東京国際フォーラム ホールAで東名阪ソロコンサートツアー「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」のファイナル公演を行った。

キーボードの弾き語りで「ありがとうのプレゼント」を披露する有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

キーボードの弾き語りで「ありがとうのプレゼント」を披露する有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

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6月23日の愛知・愛知芸術劇場 大ホール公演を皮切りに、東名阪で全5公演が開催された今回のツアー。会場ではファンが持ち込んだ写真が有安の日本大学芸術学部写真学科の卒業制作と共にロビーに飾られる企画「ココロノセンリツ the photowall made by fan」が展開されたほか、ライブ中にはステージ上のスクリーンに彼女が撮影した写真が映し出された。

エレキギターを弾きながら「feel a heartbeat」を披露する有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

エレキギターを弾きながら「feel a heartbeat」を披露する有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)[拡大]

青いギンガムチェック柄が印象的な衣装に身を包んでステージに登場した有安は、緑色のペンライトの光で埋め尽くされた客席に向けて一礼。1曲目にキーボードの弾き語りでソロ曲「ありがとうのプレゼント」を届け、伸びやかな歌声を会場に響き渡らせた。場内が大きな歓声で包まれる中、観客に手拍子を促した彼女はバックバンドを従えて「ハムスター」を投下。3曲目には「東京ただいま!」という言葉と共に、エレキギターを弾きながら「feel a heartbeat」を歌い上げた。

ドラムを叩きながら「教育」を歌う有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

ドラムを叩きながら「教育」を歌う有安杏果。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)[拡大]

MCで「ショート有安を生で初めて見る人もいるんじゃないですか!?」と今回のツアーに向けてショートヘアにしたことに触れた有安は、「自分だけで『ありがとうのプレゼント』を届けたいなと思って」とキーボードの弾き語りを披露した理由を告白。彼女はツアーの千秋楽を迎えられたことを祝ってファンと乾杯したあと、ピアノの音色が特徴的な新曲「遠吠え」をパフォーマンスした。さらに浜野謙太(在日ファンク)作詞作曲のナンバー「教育」ではドラムを叩きながら「ゲロッパ!」というフレーズの掛け合いをオーディエンスと繰り広げ、「Drive Drive」ではタオルを振り回して会場の熱気を高めていく。

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)[拡大]

有安は昨年7月に行った初のソロコンサート「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.0」からの1年間の活動を振り返ってから、「みんなの希望の光や目印になったらいいなと思って書きました」と紹介して新曲「ヒカリの声」を歌唱。続けてしっとりとした曲調の新曲「色えんぴつ」を歌い上げ、「昔からネガティブな自分がいるけど、こうして応援してくれてるみんながいると、もしかしたら自分にも何かできることがあるかもしれないなと思って」と同曲に込めた思いを説明した。

新曲についての話題を経て、客席に向かって話しかけてファンとコミュニケーションを図った有安は、スローなナンバー「裸」「小さな勇気」を熱唱。中盤のMCでは10月13日に宮城・仙台サンプラザホールでソロコンサートを実施することを告げ、以前から東北でのライブ開催を熱望していたことを明かした。その後彼女はステージから一旦立ち去ると、“人生最大の奮発”をして購入したというアコースティックギターを持って登場。ギターの弾き語りで「ペダル」を披露した。

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)[拡大]

アコースティックギターにまつわるトークでファンを楽しませた有安は、観客にタオルを広げさせて客席の景色をカメラで撮影。そして宮城公演に加え、10月20日に東京・日本武道館でソロコンサートを行うことが発表されると、客席からは驚きの声が起こった。日本武道館公演に向けた意気込みを語った有安はオーディエンスを煽って会場を盛り上げ、新曲「TRAVEL FANTASISTA」と、「Catch up」を熱演。ジャズナンバー「愛されたくて」の曲中に「4928個の拍手と声という最高の楽器を持ってくれて、みんな本当にありがとうございました!」とこの日集まった4928人の観客に感謝の気持ちを伝え、ライブ本編を終えた。

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」東京・東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)[拡大]

アンコールで再度ステージに現れた有安は「Another story」を歌唱したあと、今回の公演のライブ本編のセットリストを1曲目まで遡って歌っていくメドレーを披露。メドレー中の「小さな勇気」ではマイクなしの生歌を届けたほか、「feel a heartbeat」ではコール&レスポンスを展開し、「ありがとうのプレゼント」では観客にサビを歌わせて会場を1つにした。ファンへの挨拶で「心にもときには栄養を与えてあげないと死んじゃうと思うの。私にとっての栄養は音楽で、私の歌がみんなにとっての栄養になったらいいな」と話した彼女は、10月11日に1stソロアルバム「ココロノオト」をリリースすることを涙ながらに発表。場内が拍手で満たされる中「『歌いたい』って思いが詰まった曲です。1人ひとりの心に届くように歌います」と力強く語ってから、「心の旋律」を届けた。

鳴り止まないダブルアンコールに応え、「全然何も考えず飛び出してきた!」と笑顔でステージに戻ってきた有安は再びアコースティックギターを手に取る。彼女はギターを弾きながらファンと「feel a heartbeat」を合唱した後、目に涙を浮かべつつ客席に向かってお礼を述べ、東名阪ソロコンサートツアーを締めくくった。

※記事初出時、本文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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有安杏果「ココロノセンリツ ~Feel a heartbeat~ Vol.1」
2017年7月20日 東京国際フォーラム ホールA

01. ありがとうのプレゼント
02. ハムスター
03. feel a heartbeat
04. 遠吠え
05. 教育
06. Drive Drive
07. ヒカリの声
08. 色えんぴつ
09. 裸
10. 小さな勇気
11. ペダル
12. TRAVEL FANTASISTA
13. Catch up
14. 愛されたくて
<アンコール>
15. Another story
16. メドレー
17. 心の旋律
<ダブルアンコール>
18. feel a heartbeat

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