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Base Ball Bear、弓木英梨乃の爆音ギターも飛び出したツアーファイナル

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Base Ball Bear「バンドBのすべて 2016-2017」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:緒車寿一)

Base Ball Bear「バンドBのすべて 2016-2017」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:緒車寿一)

Base Ball Bearが3月29日に東京・Zepp Tokyoで全国ライブハウスツアー「バンドBのすべて 2016-2017」の最終公演を開催した。

バンドの結成15周年とデビュー10周年を記念し、昨年9月にベストアルバム「増補改訂完全版『バンドBのベスト』」とライブ映像作品「日比谷ノンフィクションV~LIVE BY THE C2~」を同時リリースしたBase Ball Bear。彼らは昨年11月の東京・下北沢GARAGE公演からこの日のZepp Tokyo公演まで、全国で36公演を行った。なおツアーには全公演を通して、弓木英梨乃(KIRINJI)がサポートギタリストとして参加した。

ファンの大歓声に迎えられたBase Ball Bearは、さわやかな「BREEEEZE GIRL」でライブをスタートさせる。堀之内大介(Dr, Cho)のカウントを合図にスポットライトを浴びた小出祐介(Vo, G)は、「senkou_hanabi」を歌唱しオーディエンスの目を釘付けに。曲中には弓木、関根史織(B, Cho)が向き合って演奏を届けた。MCで小出は来場者に感謝の気持ちを述べたあと、弓木を紹介。彼女が「(ツアー終わるの)寂しいですねー。めっちゃ寂しいです。あはは(笑)」と持ち前のマイペースな口調で笑うと、小出から「寂しさを微塵も感じさせないですね」とツッコまれ、場内からも笑いが起こった。

ファンによる楽曲投票がツアーのセットリストに反映されていることが話題に挙がると、その上位曲について小出は「部活で言ったらサッカー部とか野球部ですよ。みんな結局モテる人が好きってことですね。今日はモテモテの曲しかやりませんから」とぼやきながらも、「次はモテ度ナンバー2の曲です」と「彼氏彼女の関係」へとつなげる。続く「ストレンジダンサー」では弓木が笑顔で小出のもとへと駆け寄り、至近距離でギタープレイを披露してオーディエンスを大いに沸かせた。

堀之内のテクニカルなドラムプレイが光る「初恋」では、さらに弓木がライトハンドタッピングでオーディエンスを熱狂させる。「な。弓木さんすごいだろ」と観客に語りかけた小出は、「演奏もそうだし、人柄もそうだし、本当に弓木さん最高でした。4カ月間ありがとうございました。弓木さんの人柄を好きになればなるほど『弓木さんの現場がうちでいいのかな』『弓木さんの今後の糧になるようなもの、なんかあげられてるかな』って。いろんなバンドのサポートを務める“たびがらす”の弓木さんが、Base Ball Bearっていう“道の駅”に立ち寄ったときに『このバンド、なんかいいなあ』って思ってもらえたら幸いです」と彼女への思いを述べる。またこの日のMCでは、初めてメンバーで宿泊先のホテルにて“部屋飲み”をしたことなど、ツアーの思い出トークも繰り広げられた。

また4月12日にリリースされるニューアルバム「光源」と今回のツアーについて、小出は「ツアーを回りながら完成したアルバムです。(メンバー脱退後に)一旦休んで、アルバムを作って復帰っていうチョイスもあったかもしれないけど、そこで蓋をしちゃうのは違うと思った。もしかしたらファンの皆さんにとっては歪な状態のライブだったかもしれないけど、それもファンの方に観てほしかった」とコメント。さらに「これから3人で、弓木さんとかスペシャルなギタリストとやっていくけど、これまでのことは否定したくなくて。この先にもいいゴールがあると思って積み上げていきたいので、これからもよろしくお願いします」と言葉を重ねた。

「そんな『初心を忘れない』という思いを込めて」という小出の言葉から届けられた「17才」では、軽やかなサウンドに乗せて場内に手拍子が発生。4人は「曖してる」「Tabibito In The Dark」「yoakemae」とダンサブルなナンバーを続けてオーディエンスを大いに揺らしていく。ストロボが光る中演奏された「海になりたいpart.2」では、弓木が爆音でギターをかき鳴らしたり、テクニカルなソロプレイを見せたりとオーディエンスを引きつける。曲の最後にはドラム台の上にメンバーが集まって激しい演奏を届け、ファンから大きな喝采を浴びた。小出の「どうもありがとう! Base Ball Bearでした!」という挨拶のあと、弓木はラストナンバー「PERFECT BLUE」の軽快なリフを鳴らす。同曲で4人はハツラツとパフォーマンスを届け、さわやかな余韻を残してステージを降りた。

アンコールで小出は「とても楽しいファイナルでしたし、とても楽しいツアーでした!」と感想を述べ、さらにアルバム「光源」を携えたツアーが6月から始まることを発表し「(次のツアー始まるの)早!!」と笑う。6月からのツアーでも全公演のサポートギタリストを務める弓木は、「私で大丈夫ですかねえ……」と不安な表情を浮かべるも、会場から大きな拍手と歓声を浴びた。4人はニューアルバムの収録曲「SHINE」、そして「The Cut」を披露。小出がハンドマイクでラップを披露して観客を沸かせる中、関根と弓木は横並びで和やかに音を奏で、大盛況のうちにツアー「バンドBのすべて 2016-2017」は幕を閉じた。

なお「光源」を携えて行われるツアー「Base Ball Bear Tour『光源』」は6月11日の静岡・LiveHouse 浜松 窓枠公演から年明け1月21日の福岡・DRUM LOGO公演まで全国30公演。このうち9月30日の東京・日比谷野外大音楽堂公演は「Tour『日比谷ノンフィクションVI~光源~』」と題し、恒例の「ノンフィクション」シリーズの一環として行われる。

Base Ball Bear「バンドBのすべて 2016-2017」2017年3月29日 Zepp Tokyo セットリスト

01. BREEEEZE GIRL
02. senkou_hanabi
03. 彼氏彼女の関係
04. ストレンジダンサー
05. BOYS MAY CRY
06. SCHOOL GIRL FANTASY
07. Transfer Girl
08. short hair
09. 初恋
10. 17才
11. 曖してる
12. Tabibito In The Dark
13. yoakemae
14. 海になりたいpart.2
15. PERFECT BLUE
<アンコール>
16. SHINE
17. The Cut

Base Ball Bear Tour「光源」

2017年6月11日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2017年6月13日(火)三重県 club chaos
2017年6月15日(木)京都府 磔磔
2017年6月17日(土)石川県 Kanazawa AZ
2017年6月25日(日)宮城県 Rensa
2017年10月6日(金)北海道 CASINO DRIVE
2017年10月7日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2017年10月9日(月・祝)北海道 函館club COCOA
2017年10月14日(土)青森県 青森Quarter
2017年10月15日(日)岩手県 Club Change WAVE
2017年10月21日(土)山口県 LIVE rise SHUNAN
2017年10月22日(日)広島県 CAVE-BE
2017年10月27日(金)千葉県 千葉LOOK
2017年10月28日(土)茨城県 mito LIGHT HOUSE
2017年11月3日(金・祝)山梨県 甲府CONVICTION
2017年11月23日(木・祝)鳥取県 米子 AZTiC laughs
2017年11月25日(土)岡山県 IMAGE
2017年12月2日(土)群馬県 高崎club FLEEZ
2017年12月3日(日)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
2017年12月9日(土)新潟県 新潟LOTS
2017年12月10日(日)長野県 Sound Hall a.C
2017年12月16日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2017年12月17日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2017年12月23日(土・祝)香川県 高松MONSTER
2017年12月24日(日)高知県 X-pt.
2018年1月6日(土)大阪府 なんばHatch
2018年1月14日(日)愛知県 DIAMOND HALL
2018年1月20日(土)宮崎県 SR BOX
2018年1月21日(日)福岡県 DRUM LOGOS

Base Ball Bear「Tour『日比谷ノンフィクションVI~光源~』」

2017年9月30日(土)東京都 日比谷野外大音楽堂

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