13人の魂がひとつに！アプガ×リリスク対バンは“最高の一夜”

アップアップガールズ（仮）とlyrical schoolによる対バンイベント「アップアップガールズ（仮）×lyrical school TOWER RECORDS Presents“6MIC 7SOUL ∞”」が昨日2月23日に東京・新宿BLAZEにて開催された。

「6MIC 7SOUL ∞」はアイドル好きを公言しているayaka（lyrical school）が自身の“推しメン”である関根梓（アップアップガールズ（仮））に熱烈なラブコールを送り続けたことがきっかけとなり実現したイベント。同じT-Palette Records所属として交流はあったが2組での対バンは初めてということで、会場はこの日を待ちわびたお互いのファンによって埋め尽くされ、開演前から熱気に包まれていた。

オープニングアクトとして登場したのは、同じくT-Palette Recordsに所属するアイドルネッサンス。まだ初々しさが残るものの彼女たちは物怖じしないパフォーマンスで1曲目の「YOU」から2組のファンのハートをガッチリとつかむ。彼女たちの熱の入った歌声にアプガやリリスクと同じ匂いを感じたのか、「恋する感覚」「ドカン行進曲」「ガリレオのショーケース」では両ファンが体を揺れ動かしながら彼女たちに熱烈なコールを送る姿が見られた。そして最後に彼女たちはキラーチューン「17才」をフロアに投下し、オーディエンスのテンションを大いに高めてオープニングアクトとしての役目を果たした。

ここでこのイベントの発端となったayakaと関根がステージに登場。2人はお互いへの“愛の証”としてそれぞれの写真がプリントされたTシャツを着用し、仲のよさをファンにアピールしていく。ayakaは関根と2人だけで会話しながら目を輝かせ「夢が叶った……」と放心状態。関根はayakaへの愛に応えるようにayakaが好きな楽曲をセットリストに組み込んだことを明かしてayakaをさらに熱狂させ、ライブパートへとつなげた。

先攻のリリスクは「リボンをきゅっと」でライブを開始。軽快なリズムに乗りながら変幻自在のラップでたたみかけ、オーディエンスをヒートアップさせていく。彼女たちは「PARADE」「プチャヘンザ！」「PRIDE」といった楽曲をまずは6曲立て続けに披露し、早くも“6本のマイク”の好調さをアピールした。

最初のMCではメンバーから早速「めっちゃ楽しい！」「暑い！」といったこのライブの感想が述べられ、後半もさらにエンジンを吹かしていくことを約束し「抜け駆け」からライブを再開させた。後半戦は「My かわいい日常たち」や「photograph」といったおなじみのナンバーが飛び出し、ayakaの「ラップをするのは楽しいです！」の掛け声をきっかけに始まった「FRESH!!!」でフロアの熱気を爆発させた。そして彼女たちは3月10日にリリースするニューアルバム「SPOT」からALI-KICK（ROMANCREW）が制作した「I.D.O.L.R.A.P」を初披露。強烈なリリックから楽曲がスタートするとオーディエンスは会場を大きく揺らし、フロアは一体感に包まれる。汗だくの6人は最後にファンへ感謝の言葉を伝えてアプガにバトンを渡した。

「最後まで体力がもたないかも」という言葉がちらほらとフロアから飛び交う中、戦う“7つの魂”ことアプガがステージに姿を現す。いつもの戦闘的なスタイルが飛び出すかと思いきや、序盤はayakaのためのリクエストナンバーとして「バレバレI LOVE YOU」「チェリーとミルク」「ナチュラルボーン・アイドル」といったキュートさを打ち出した楽曲が中心に届けられた。

最初のMCで佐藤綾乃はリリスクのライブを観て「ラップって最強だなって思いました」と感想を語り、「ラップを聴くのは楽しいです！」とファンとコール＆レスポンスを楽しんだ。ここでフロアの女性限定エリアに、目を輝かせたayakaがいることが発覚し、メンバーが彼女をいじり出す。関根はayakaに手を振りながら「“7つの魂”をメラメラと燃やしながらこのあともガツンとライブしていきます！」と宣言した。

ライブ後半は“7つの魂”が戦闘モードに突入。新曲「キラキラミライ」やキラーチューンの「ジャンパー！」「アッパーカット！」で観客を興奮させ、ラストは「Party! Party!」でペンライトの光による幻想的な空間を演出してライブを終えた。

アンコールでは2組によるスペシャルコラボが実現。このライブのためにPandaBoYが2組の楽曲をマッシュアップした「サマーミックス」と「パーティーミックス」が届けられる。まずはアプガの「アップアップタイフーン」「サマービーム！」、リリスクの「FRESH!!!」「そりゃ夏だ！」をマッシュアップした「サマーミックス」が披露され、2組はリズムに身を任せながら楽曲を歌い上げた。続く「パーティーミックス」ではアプガの「SAKURA DRIVE」「チョッパー☆チョッパー」、リリスクの「PARADE」「brand new day」がマッシュアップされたノリのいいナンバーがフロアに鳴り響き、“13人の魂”がひとつになった。

「めっちゃ楽しかった！」「今夜は最高すぎる！」と口々に語り出すメンバーたちは「またやりたい！」とイベントの第2回を提案。そしてファンへ感謝の気持ちを伝えて「以上、リリスクガールズ（仮）でした！」と最後の挨拶をしてこの日のイベントを締めくくった。