ドン・マツオ、ヒップホップセット&初期ズボンズの多彩ライブ完遂

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ドン・マツオが4thソロアルバム「Arcadia Blues」のプレリリースパーティを東京・下北沢BASEMENT BARで2月1日に実施。ズボンズのオリジナルメンバーとのひさびさのライブを行った。

ドン・マツオ

ドン・マツオ

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GeniusP.J's

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この日はドン含む4組が登場。GeniusP.J'sは、わずかな照明を浴びながらヒップホップスタイルのステージを展開した。クロダセイイチ(Key、Programming、G)が身を揺らしながら機材を操り、そこから生まれたビートに合わせてchamois(MC)が次々と言葉をつなげていく。そしてchamoisは最後にアカペラで言葉を届けてライブを締めくくった。

ソコラノグループ

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2番手のソコラノグループはキャッチーなロックンロールサウンドで観客を魅了していく。オオノタカオ(Vo, G)は一癖も二癖もあるギターリフを奏でたり、ギターに取り付けられた小型テルミンを操作したりとトリッキーなパフォーマンスを披露。アサイタクロウ(B)、ヤスダナオト(Dr)も大きく体を揺らしながらグルーヴィなサウンドを繰り出した。

DON Matsuo and Arcadia Blues Crew

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そして今回の主役であるドンはまず「DON Matsuo and Arcadia Blues Crew」名義のヒップホップユニット名義でパフォーマンスを披露した。ライブはステージ中央にドンが立ち、その周りをマッタイラ、GeniusP.J'sのクロダ、DJ Shunら5人が囲むという布陣で行われた。ステージ全体にVJ映像が投影される中、ドンは新作「Arcadia Blues」に収録されたオルタナティブなヒップホップナンバーを次々投下。ズボンズ「Bomb the Bomb」のヒップホップバージョンなども織り交ぜながら、彼は機敏に体を動かしていった。

左からブッカビリー(Dr / Dachambo、デンジャーデンジャー)、ドン・マツオ(Vo, G)。

左からブッカビリー(Dr / Dachambo、デンジャーデンジャー)、ドン・マツオ(Vo, G)。[拡大]

Arcadia Blues

ドン・マツオ「Arcadia Blues」
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左からブッカビリー(Dr / Dachambo、デンジャーデンジャー)、マッタイラ(Key)、ドン・マツオ(Vo, G)、ムーストップ(B)。

左からブッカビリー(Dr / Dachambo、デンジャーデンジャー)、マッタイラ(Key)、ドン・マツオ(Vo, G)、ムーストップ(B)。[拡大]

ドンのソロセットが終わると、いよいよドン、マッタ、ムーストップ(B)、ブッカビリー(Dr / Dachambo、デンジャーデンジャー)によるズボンズのライブがスタート。まずはブッカが刻むビートに乗せて「High Way A Go Go」が披露され、続けてテンポアップした「South Central Rock」が放たれる。キレのある演奏やおなじみの掛け声が発せられる様子にオーディエンスは歓声を上げた。ドンはライブ中「鍛えられたバンドですから、ちょっと指示を出せばビッと合う」と話し、メンバーもドンの合図で一斉に演奏を始めるなど、ひさびさの編成ながらブランクを感じさせないパフォーマンスを行った。

中盤になるとバンドは2012年に発表されたズボンズの「Plasticity」や、The Rolling Stonesの「Rip This Joint」のカバーなどを披露。そして終盤はドンがかき鳴らすギターの音にブッカがリズムを重ね、ドンの掛け声とともに一気に4人の「Mo' Funky」へなだれ込む。オーディエンスのボルテージをガツンと上げたまま本編は終了した。

アンコールでドンはブッカが「ご無沙汰してます」と話すのを見て「ブッカのこと誰も知らないよ」とからかうというドンらしいの毒舌MCも。そしてアンコールでは「これは俺の曲ではないけれど、俺の、俺たちの気持ちを代弁してくれてる曲やね」と話してオーティス・レディング「That's How Strong My Love Is」をプレイ。間奏でドンは「音楽っていう小さな火みたいなものを絶やさんようにするしかないのかもしれんね。誰に対してなんかやってるわけじゃないんだけど、みんなが好きでいてくれてるってことはすごくうれしい。今日は本当にどうもありがとう」と話してラストのアンサンブルへとつなげたた。

ドンはは2月24日の愛知・Tokuzo公演から「Arcadia Blues」のリリースツアーをスタートさせる。ズボンズのオフィシャルサイトでは各公演のチケット予約をメールにて受け付けている。

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ぬのむー @nuno_6

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