3月28日(現地時間)に2度目のロンドン公演を控える中で、プレライブという位置付けで行われた今回の公演。会場には2500人の“VAMPADDICT”(ファン)が集まり、VAMPSの鬼気迫るパフォーマンスを味わい尽くした。
いつものようにステージを覆う幕に6:66という時刻が示されると、地鳴りのような歓声がフロアに響いた。幕が開くとメンバーがスタンバイしている姿が目に入り、最後にHYDE(Vo, G)のシルエットが浮かび上がると、待ち焦がれたようにファンは大歓声をあげた。HYDEはつい先日終了したばかりのL'Arc-en-Cielの国立競技場公演のときとは異なる黒髪のヘアスタイルと、ラフなファッションでステージへ。フロアを鋭い視線で睨めつけたあと、吠えるように「DEVIL SIDE」を歌い始めた。K.A.Z(G)も勢いのあるプレイでフロアを煽り、オーディエンスの興奮と熱気をピークへと引き上げる。HYDEは「VAMPS参上! みんなたまってんでしょ? Let's make love.」と呼びかけ、次々とライブで鍛え上げてきたロックチューンをプレイしていく。また最新ナンバーである「REPLAY」では、エッジが効いたK.A.ZのギターとJIN(Key)のシンフォニックなキーボードをバックにHYDEが歌声を高らかに響かせた。
HYDEは「すごいスケジュールでやらせてもらってるけど、全然余裕だから」とタフな一面を覗かせ、来るロンドン公演に向けて英語によるMCを敢行。Ju-ken(B)の日本語翻訳付きで「I'm feeling empty. Who is the craziest one? Where are you?」と叫ぶと、おなじみの「HUNTING」へとなだれ込む。さらに「AHEAD」の英語バージョン「WORLD'S END」を本邦初披露。エネルギッシュで勢いのあるバンドサウンドで、オーディエンスを圧倒した。
満足げな表情を浮かべたHYDEは、「いい感じじゃないの? やるほどに気持ちいい」とファンとの時間を満喫している様子。さらに「ロンドンでPVも撮ってくるんですよ。ってことは曲があるってことなんです。歌詞がまだなんですけど……」と少し申し訳なさそうに口にした。なおHYDEによるとPVは彼自身が脚本を書き、二階健が監督を務めるとのこと。さらに「夏ぐらいから動けたらいいな。それまで散々浮気しといてください。でも帰ってきたときには、『やっぱVAMPSかな』って思ってもらえたら」と観客に語りかけた。
後半戦では「SEX BLOOD ROCK N'ROLL」など投下し、ライブをフィナーレに導いたVAMPSの面々。ギターのハウリングが残る中、メンバーは水を撒いたり、ピックを投げたりしながら観客とのコミュニケーションを楽しむ。HYDEはステージに置かれていたバラの花びらをちぎってはフロアに投げ入れ、最後に「また帰ってくるから。それまで首洗って待ってろ!」と叫びステージをあとにした。
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