菅田将暉が「あゝ、荒野」撮影を回想「山田裕貴から『人を超えたね』って」

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あゝ、荒野 後篇」の初日舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーにて行われ、主演を務めた菅田将暉、主題歌を手がけたBRAHMANのTOSHI-LOW、監督の岸善幸が登壇した。

「あゝ、荒野 後篇」初日舞台挨拶の様子。左から岸善幸、菅田将暉、TOSHI-LOW(BRAHMAN)。

「あゝ、荒野 後篇」初日舞台挨拶の様子。左から岸善幸、菅田将暉、TOSHI-LOW(BRAHMAN)。

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「あゝ、荒野」は、人生の挫折を味わった少年院上がりの新次と、吃音と赤面対人恐怖症に苦しむ“バリカン”こと建二が織りなす青春ドラマ。菅田が新次を、ヤン・イクチュンがバリカンを演じた。

左から岸善幸、菅田将暉。

左から岸善幸、菅田将暉。[拡大]

まず壇上に姿を現した菅田と岸。先日参加した第22回釜山国際映画祭の感想を、菅田は「海外の人は素直で『あそこはダメだ』『あそこはいい』『あそこはどういうことだ』と言ってくれるのは新鮮でした。そしてやっぱり言語は違えど、伝わることは伝わるなと思いましたね」と述懐する。一方の岸は「ヤン・イクチュンさんの母国で上映できたのはとても光栄なこと。鋭い質問もあって励みになりました」と振り返った。

菅田将暉

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新宿ピカデリーからほど近い歌舞伎町でも行われたという撮影を2人が回想。菅田は「朝5時、ここでは名前が言えないようなお店の前で人がいなくなるのを待って(笑)。道端で寝ている人もいる中、歌舞伎町を疾走しましたね。リアル新宿です」と話す。岸は「菅田くんが走ってる背後をちょうどカラスが飛んでいく奇跡的なカットがあって。『菅田将暉カラスまで呼ぶ』と感動しました」と語った。

岸善幸

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5日連続で撮影が行われた本作のボクシングシーン。トレーナーからプロの試合よりも過酷と言われるほどの撮影を終えた菅田は、「山田裕貴から『人を超えたね』って言われて(笑)。そのときはよくわからない全能感がありました」と明かす。そして岸は「実際は1ラウンド3分ですけど、撮影はテイクを重ねていくので。菅田くんは毎日朝から晩まで世界戦を戦っていました」と賞賛した。

「あゝ、荒野 後篇」初日舞台挨拶の様子。

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左から菅田将暉、TOSHI-LOW(BRAHMAN)。

左から菅田将暉、TOSHI-LOW(BRAHMAN)。[拡大]

続いて主題歌「今夜」を手がけたBRAHMANのTOSHI-LOWが登壇し、同曲を弾き語る。TOSHI-LOWが「午前中に歌う曲じゃないんだよ」と冗談を飛ばしつつ歌い上げる様子を、菅田は目をつぶり肩を揺らしながら鑑賞していた。映画の感想を問われたTOSHI-LOWは「いろんな解釈がある寺山修司の難しい原作を、監督がうまく紐解いたなと。1つの正解を見せられた気がします」と評す。そして菅田は「今夜」について「映画が終わって真っ暗になっても、ずっとここにいたいなと思わせてくれる歌です」と話し、さらに自身のラジオ番組で同曲を流した際には「映画を観てない中高生からも『なんだこの曲かっけえ』って素直な反応がいっぱいありました」と明かした。

あゝ、荒野 前篇」「あゝ、荒野 後篇」は、全国で公開中。

※「あゝ、荒野」はR15+指定作品

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(c)2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ

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@zen0602

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釜山での上映で「海外の人は素直で『あそこはダメだ』『あそこはいい』『あそこはどういうことだ』と言ってくれるのは新鮮でした」

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