生田斗真、「彼らが本気で編むときは、」の撮影振り返り「母性が膨れ上がっていた」

1

162

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 44 95
  • 23 シェア

彼らが本気で編むときは、」の初日舞台挨拶が本日2月25日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの生田斗真桐谷健太柿原りんか、監督の荻上直子が登壇した。

「彼らが本気で編むときは、」初日舞台挨拶の様子。

「彼らが本気で編むときは、」初日舞台挨拶の様子。

大きなサイズで見る(全8件)

「彼らが本気で編むときは、」

「彼らが本気で編むときは、」[拡大]

「彼らが本気で編むときは、」はトランスジェンダーのリンコ、その恋人マキオ、育児放棄された少女トモの共同生活を描くヒューマンドラマ。リンコを生田、マキオを桐谷、トモを柿原が演じている。

桐谷健太

桐谷健太[拡大]

上映後の舞台挨拶に出席した生田は、リンコがトモのためにごちそうを作る場面を振り返りながら「自分の母親も、愛情を持ってご飯を作ってくれていたんだと改めて感じました。撮影中は僕の奥底にある母性が膨れ上がっていた気がします」と回想。桐谷は「リンコ、マキオ、トモの3人で食卓を囲むシーンがあったでしょ? 実は何回も撮り直していて、唐揚げ20個くらい食べました」と明かし、観客の笑いを誘った。

第67回ベルリン国際映画祭で贈られたトロフィーを手にする桐谷健太。

第67回ベルリン国際映画祭で贈られたトロフィーを手にする桐谷健太。[拡大]

柿原りんか

柿原りんか[拡大]

同作が、ドイツで開催された第67回ベルリン国際映画祭で上映されることに伴い、現地を訪れた登壇者たち。生田は「皆さん映画を観ながらいいリアクションをしてくれて。会場の外を歩いていたとき、作品を観ていただいた方が『とてもよかったよ』と声をかけてくれたこともありました。海を越えてこの映画を届けることができたと実感しています」としみじみ話し、桐谷は「海外の映画祭は初めてだったんですけど、上映後に観客の皆さんがスタンディングオベーションで拍手を送ってくれたんです。本当に感動しました」と当時の心境を語る。

荻上直子

荻上直子[拡大]

また本作は、同映画祭にて優れたLGBT映画に贈られるテディ審査員特別賞を受賞した。MCが「審査員全員一致での決定でした。リンコの演技は実に説得力があり、世界にアピールできる家族の物語になっている」と審査員による論評を読み上げると、生田は「本当にありがたいですね。日本映画をどんどん世界に広げていくべきと思っているので、その力添えができて光栄です」と述懐。また荻上は「最近アメリカを中心に『トランスジェンダーを演じるのは本当のトランスジェンダーであるべき』という風潮があるので、正直賞をいただけるとは思っていませんでした。このような形で認められて幸せを感じます」と喜びを伝えた。

そして荻上は作品に込めた思いについて「いろんな家族の形や愛があっていいということです」と述べ、「面白いと思った方は最低でも50人に薦めてください」と無邪気に語った。

この記事の画像(全8件)

(c)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

生田斗真、「彼らが本気で編むときは、」の撮影振り返り「母性が膨れ上がっていた」 https://t.co/XVKL6d4gm1 #生田斗真 #桐谷健太 https://t.co/rxOb7mN8ue

コメントを読む(1件)

関連記事

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 彼らが本気で編むときは、 / 生田斗真 / 桐谷健太 / 柿原りんか / 荻上直子 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。