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ワイドショー番組の制作現場を舞台に、中井扮するメインキャスター・澄田真吾の災難だらけの1日を描いた本作。中井はアナウンサーという職業について「到底自分にはできないと思った」と嘆き、女子アナ役の長澤も「(もし自分がアナウンサーになったら)生放送の緊張感に耐えられないし、話が下手なので『あいつ使えねえ』って言われる気がする」と自信の無さをうかがわせる。さらに新人アナに扮した志田も「カメラ目線のまま笑顔で話せないのでクビになると思います」と同調し、役を通して難しさを学んだことを伝えた。
また澄田の災難の元凶となる立てこもり犯を演じた濱田は、ワイドショーチームとは別の現場で撮影を行った。中井や警察役の松重豊との撮影を振り返り、「先輩方をいち若手俳優が独り占めできるなんて滅多にないこと。だから思い切り胸をお借りしようと思ってたら、ついついアドリブで中井さんに『うっせえバカ!』って言っちゃったり」と恐縮しながら話す濱田。どよめく会場に「監督が何言ってもいいって言うから……」と弁解するも、中井から「ああいうとき、役者って本音が出るんですよ。松重さんともそんなふうに話してましたよ」と言われて動揺した様子を見せた。
ここで、“ツイてない男の物語”である本作と絡め、登壇陣は最近のツイてないエピソードを披露することに。中井はカナダの第40回モントリオール世界映画祭に本作を引っさげて出席した際の出来事を挙げ、「映画祭の打ち上げが終わって午前2時くらいにホテルに戻った。翌朝6時に集合だったからマネージャーに5時にモーニングコールを頼んだところ、4時に起こされてしまった」と悔しげな表情を浮かべる。
続いて長澤が「なかなか予約の取れない店に浅田美代子さんを誘ってランチに行ったけど、(浅田が)隣でずっとしゃべり続けていたので味を覚えていないです」、志田が「友達とドライブに行ったら駐車券をなくしてしまった。その次のドライブでは鍵をなくしてしまい、みんなで必死に探しました」と日常の些細な出来事を語る中、時任は「サンフランシスコに行く途中で飛行機のエンジンから火が出た」「パラグライダーから落っこちた」と過去に体験した仰天エピソードで登壇者と観客を驚かせる。また濱田は「酒に酔って箸を落とし、拾おうとしたら机に頭を打ち、グラスが倒れて背中にこぼれ、冷たさに驚いて少し漏らした」とコミカルに話して笑いを誘った。
さらに一番ツイてない人を決めるべく、くじ引きの札が用意され、ハズレを引いた人は劇中で澄田が着用する防爆スーツに着替えるというルールがアナウンスされた。1人ずつ順番に引きたい札を選んでいくが、中井はドッキリを疑い「俺だまされてないよな!?」と幾度も確認。そして全員一斉に札を持ち上げると、案の定ハズレは中井のもとに。実際の撮影の際にはおよそ50kgあったという防爆スーツに着替えた中井は、「暑い!」「重い!」と声を上げながらも笑顔でフォトセッションに応じる。
最後は、暑さで眼鏡を曇らせる中井から「多くの人たちに観てもらえることが僕たちの幸せです。この作品だけでなく、ほかの映画も愛していただきたい。これからも日本の映画界を盛り上げていってください!」というメッセージが贈られ、舞台挨拶の幕が下りた。
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