メディア芸術祭贈呈式に岩明均「手作業の喜び忘れず」

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本日2月1日、第14回文化庁メディア芸術祭贈呈式が、六本木・東京ミッドタウンにて開催された。

(左から)みなもと太郎、坂本眞一、岩明均、鬼頭莫宏、山本直樹、福満しげゆき

(左から)みなもと太郎、坂本眞一、岩明均、鬼頭莫宏、山本直樹、福満しげゆき

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文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の振興を目的として、CG-ARTS協会が文化庁、国立美術館とともに主催する祭典。マンガ部門のほか、アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門の4部門で優れた芸術作品を表彰するとともに、国内外の作品を広く紹介する。

今年のマンガ部門は大賞に岩明均「ヒストリエ」が、優秀賞に坂本眞一「孤高の人」、みなもと太郎「風雲児たち 幕末編」、鬼頭莫宏「ぼくらの」、山本直樹「レッド」が、奨励賞には福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」が選ばれた。

大賞を受賞した岩明は、「『メディア芸術祭』という響きからすると先進的な賞かなと思いますが、私がやってるのは紙やペンを使う原始的な作業。先進的な賞の中にあっても、原始的な手作業の喜びというものを忘れないような仕事をしていきたいと思っています」とコメントした。

また日本のメディア芸術界に大きく貢献した人に贈られる功労賞を、週刊少年マガジン、月刊少年マガジンの編集を経て、モーニングや月刊アフタヌーンを創刊したマンガ編集者・栗原良幸が受賞。栗原は「功労賞には賞金はございません」と冗談で会場を沸かせた後、「日本のマンガは2コマからなる。面白い2コマが思い浮かべば、それは何千コマのマンガを生み出す出発点になる」と持論を述べた。

「第14回文化庁メディア芸術祭」は、明日2月2日から13日まで、六本木・国立新美術館で開催される。マンガ部門では、受賞作の原画を展示。また2月6日には、山本直樹、みなもと太郎、マンガ部門主査・永井豪と東京工芸大学準教授の細萱敦が出演するシンポジウムを開催する。

さらに同日行われる功労賞受賞者のシンポジウムでは、栗原良幸、永井豪、マンガ部門審査員を務めたかわぐちかいじが登壇。いずれも整理券は当日朝10時より先着順で配布される。

第14回文化庁メディア芸術祭

期間:2011年2月2日(水)~2月13日(日)※8日(火)休館日
会場:国立新美術館、東京ミッドタウン
問い合わせ:0120-454536【CG-ARTS 協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」】

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